正四面体の体積の求め方は、
三角錐の体積公式
正四面体の底面積をS,正四面体の高さをHとしたとき
V=S・H/3 …(1)
であることを利用します。
底面積Sは三角形ですから、
三角形の面積公式
三角形の底辺をA,三角形の高さをhとすると三角形の面積公式
S=Ah/2 …(2)
です。
(1)と(2)から
V=A・h・H/6 …(3)
一辺の長さが1の正四面体の場合
A=1, h=√3/2, H=√(3/2) …(4)
なので
V=1・√3/2・√(2/3)/6
=√2/12 …(5)
となります。
一辺の長さがaの正四面体の場合
相似比から (4)の三角形の一辺の長さや高さがa倍になるので
A=a, h=(√3/2)a, H=(√(3/2))a …(6)
これを(3)に代入すると
V=a・(√3/2)a・√(2/3)a/6
=(√2/12)a^3 …(7)
となって、(5)と(7)を比較すると
相似比1:aの4面体の体積比は 1:a^3 (1:aの三乗)
となることが分かる。つまり、(a^3) 倍になることが分かる。
この体積の求め方の詳細については参考URLをご覧下さい。
同URLには、正四面体の体積を求める方法として、
(6)のHを求めることなく、一辺の長さaの正四面体の体積を、
一辺の長さ(√2)a の立方体の体積から4個の直角三角錐の体積を差し引いて求める
より簡単な方法を紹介していますのでぜひご覧になって、考え方を覚えて下さい。
そうすれば、正4面体の体積公式を忘れても、簡単に正四面体の体積を求めることが出来ると思います。
お礼
大変解りやすい説明でした。ありがとうございました。