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村上春樹作品でいう、「メタファー」とは

「海辺のカフカ」のなかで、 【世界はメタフアーだ】 という言葉がどういうことなのか、教えて欲しい。

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  • qualheart
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回答No.1

難しいですね。 メタファーとは、対象物を他の何かに例えて表現したりすることを言いますよね。 また、何かを把握しようとするとき、それを自分の経験や知識などに照らし合わせて理解することもメタファーの一種だと思われます。 それを考えると、「世界はメタファーだ」と言う言葉は、世界というものは何かしらの相互関係から成り立つもので独自性はなく、メタファーを用いてしか理解できないものである、と言っているようにも思えます。 もっと分かりやすく言うと、例えば「音楽は奏でるものだ」と言った場合、では「奏でるものは何か?」と言われたら「それは音楽だ」という答えになる、ということです。 つまり、ここで人は二つの事柄をイコールであると示しているだけで、根本的に「音楽とは何か」「奏でるとは何か」を説明できているわけではないということです。 彼が「世界はメタファーだ」と言ったのは、世界というものはそんな風にメタファーでしか表現できない曖昧なものであり、またそのようにメタファーとして相互関係を持ってしかその存在を示せないもの、と言いたいのではないかなと。。。分かりますでしょうか?^^; あとひとつ、「世界はメタファーだ」と言う言葉には彼のイタズラ心が働いているようにも思います。 「世界はメタファーだ」という表現自体が、メタファーだという事実です。 世界がメタファーである場合、それをメタファーで表現できるのかという、これはパラドックスのひとつですね。 まあ、どちらにせよ本当の意味は彼しか分からないでしょう。 学校でも教わったでしょう。国語のテストの正解はひとつだけじゃないって。 どんな意味にせよ、ご質問者様がその言葉から得たそのものが、ご質問者様にとっての答えで良いと思いますよ。 ご参考まで。

ryo1117
質問者

お礼

なるほど、奥が深いですね。 村上独特の表現なのでしょう。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • TANUHACHI
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回答No.2

 「メタファ」というのは比喩表現の1つです。 比喩には「~の様な」という表現と「別の言葉で言い換える」表現の2つがあって、前者を「直喩」後者を「間喩」または「暗喩」と呼び、この後者が「メタファ」に該当する言葉です。

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