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副産物の評価額の内の正常利益に関する疑問
- 副産物の評価額について、商業活動における正常利益について疑問があります。
- 質問者は、副産物の売却価格、販売価格、正常利益の計算方法に疑問を抱いています。
- また、副産物の評価額の控除の方法についても疑問を持っています。
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質問者が選んだベストアンサー
#2です。 仕損品の見積売却価格ですが、私の見聞した機械メーカの場合は切削ミス等がほとんどの様で、他の切削屑の捨て場に放り込まれ屑として売却されていました。屑の売却代金は製造間接費の戻りとされていたと思います。 なお、仕損品について売却価格を見積もることについては原価計算基準に規定されていますが、原価計算基準は全国の実務者から寄せられた様々なケースを集大成したものだと思います。業種・業態によってはよくあることだろうと思いますが、私は残念ながら実務では見たことがありません。
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- minosennin
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質問者さんの「副産物は仕損と同じように扱われる」との理解からすべての混乱が生じているようです。 まず、仕損について整理してみます。 加工ミス等により規格に満たない製品ができることを仕損といいますが、仕損品は (1)補修によって良品に回復する場合と (2)補修しても良品に回復しない場合 に分かれます。そして補修に要する費用は製造原価として計上され、完成品全体で負担することになります。 上記のうち (1)の場合は補修によって仕損品は良品に生き返りますが、 (2)の場合は仕損品として残ります。そしてこの残った仕損品が売却価値または利用価値を有する場合と有しない場合に分かれるのです。 (2)-1 売却価値または利用価値を有する場合は、その見積額でその仕損品を評価すると同時に製造原価から控除します。 (2)-2 売却価値または利用価値を有しない場合はその仕損品の評価はゼロとなり、製造原価から控除できる金額はありません。 ところで質問者さんは上記の(2)-2が仕損のすべてであると誤解されていませんか。 副産物であれ補修不能の仕損品であれ、処分価値があればその金額だけコストを回収できる訳ですから、その金額は製造原価から控除することになります。
補足
回答いただきありがとうございます。また、返答が遅れ申し訳ございません。 仕損処理を詳細に分類いただき、大変参考になりました。 加えまして質問なのですが、 >>(2)の場合は仕損品として残ります。そしてこの残った仕損品が売却価値または利用価値を有する場合と有しない場合に分かれるのです。 とありますが、「売却価値または利用価値を有する場合と有しない場合」の判断基準は、私の教材には、質問文中のように見積売却価格はいくらと出ており明解ですが、実務においてはどの様に決まるのでしょうか? ご存知の範疇でお答えいただければ、幸いです。
- yosifuji20
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これは観点を変えて、この副産物の原価は平均的にどう推定できるかで見たらよいでしょう。 販売価格-(製造原価+販売費一般管理費)=営業利益 ですね。 この式を変えると 製造原価=販売価格-営業利益-販売費一般管理費 ということになり上記の答えを同じになります。 この考え方は、副産物でも製品と同じ工程の原価はかかっているので、それを基礎に計算するということでしょう。 (見積販売価格は見積販売費の間違いですよね)
お礼
回答いただきありがとうございます。また、返答が遅れ申し訳ございません。 その回答に加えて質問させていただきたいのですが、 >>製造原価=販売価格-営業利益-販売費一般管理費 上記の式だと、販売価格及び販売費一般管理費は実際の価格で表示されますが、製造原価を算出する場合、この価格は0≦X≦実際の完成品価格の間で推移すると思うのですが。この式で考えると営業利益は範囲内で自由に設定できると言えると思うのですが、どうなのでしょうか? >>(見積販売価格は見積販売費の間違いですよね) すいません、そのとおりです。
お礼
回答いただき、ありがとうございました。 「売却価値または利用価値を有する場合と有しない場合」の判断基準は、販売ルートがある場合はその売却価格を、ない場合は原価計算基準を元に計上するということですね。 ひょっとしたら、自由に売却価値は設定できるのかと考えておりましたが、お陰さまで疑問が解決しました。ありがとうございます。