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低酸素状態の癌細胞
わたしは、生物学には全くの素人ですが、 ちょっと疑問を持って気になってしまって、 夜も寝られません(笑)。 詳しい方、どうかよろしくお願いします。 癌細胞は活発な分裂のため正常な細胞より多くの酸素を必要とし、たえず低酸素状態に有ると聞きました。それでは正常な細胞が必要とする最低限の酸素だけを与えると、癌細胞だけ酸欠状態になって死滅するという都合のいいわけにはいかないのでしょうか?
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MiJunです。 主題とはだんだん離れていきますが・・・? kawakawa教授の回答にあります「温熱療法」はいろいろ臨床でも行われており、どのようにするのかは別にして「低酸素状態」よりは安全かもしれませんね? 低酸素関連で、最近の研究はウォッチしてませんが、「放射線増感剤」が研究されてましたが・・・? イミダゾール系であったと記憶してますが。 ご参考まで。
- kawakawa
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補足です。 肝動脈塞栓術は過去にはゼラチン様物質を用いるのが主流でしたが、現在では、ジャガイモデンプンなどを用いて、腫瘍細胞の中の毛細血管までを詰まらせてしまい、窒息死(実際には養分補給と酸素供給を止める)させる方法が広く取り入れられています。細かい粒子の物質を用いることで、より深い部位の癌細胞を攻撃し、また、正常部分には影響を与えないという方法です。 後、癌細胞は早く分裂し大きくなるのですが、血管は正常部分と同じ状態ですので、酸素供給だけではなく、熱拡散も非常に苦手です。 そのため、温熱療法が非常に有効な場合もあるのですネ。 このことから考えると、基礎代謝を高める条件、つまり、多少体温を上昇させ、その上で血中酸素濃度を低く保つことによって癌細胞を積極的に窒息させることの可能性を予想することができるかもしれませんネ。 低酸素状態が患者さんに与える危険性についての検討が必要であるのは言うまでもありませんが。 以上kawakawaでした
MiJunです。 >再度探してみます。 因みにPubMedで検索すると、キーワードを組み合わせて、47件Hitします。 ご参考まで。
MiJunです。 >TAE療法なる用語も知りませんでした 以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「肝動脈塞栓術」 >薄い空気の中にがん患者を入れたとしたら、ガンだけ死ぬ>という現象が起きないかなと思ったのです。 TVで癌患者がどこか高山(マッターホルンとか?)に登ったのを放映してましたが、それで癌が小さくなったとは言ってなかったと思います。 「癌細胞」は相当手ごわいと思います。 確かに、酸素濃度が低い環境に置けば、癌細胞も低酸素状態に置かれるでしょうが・・・・? そのときの癌細胞における「酸素濃度」と「時間」のファクターが関係してくるのではないでしょうか? それと、癌細胞でも癌腫・組織・分化度・個人差等で異なってきますから、難しいでしょうね? 論文検索すれば「低酸素」と「癌細胞」での研究は沢山あります。 ご参考まで。
これはin vitroでの話でしょうか? 臨床応用例(?)では、「肝細胞癌」に対して「TAE療法」が行われる場合があります。 これは癌細胞に関係する肝動脈を塞いで癌細胞を死滅させる方法(栓塞術)です。 この方法は、癌細胞に栄養補給している(勿論酸素も)血管を塞いで低酸素・低栄養状態にすることで癌細胞を死滅させる方法です。 補足お願いします。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 失礼ながら素人なもので、TAE療法なる用語も知りませんでした。 私の場合は、単純な疑問なのですが、もし命に別状がないぐらいの 薄い空気の中にがん患者を入れたとしたら、ガンだけ死ぬという現象が 起きないかなと思ったのです。 もちろん、誰かで試して見ようなどとは思っていませんし、できるような 立場ではありません。(医者とか生物学者ではありません。) 単に科学的興味で聞いていますので、誤解を与えましたら、お許しください。
お礼
私が検索したときは、「がん細胞は低酸素状態にある」という状態の記述はあるのですが、「低酸素でガンを死滅させる実験」などはみつけられませんでした。 再度探してみます。 参考WEB拝見しました。肝動脈塞栓術とは何か理解できました。 重ね重ねありがとうございます。