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単細胞生物も癌になりますか?
バクテリアなどの単細胞生物も癌化することはあるのでしょうか? 癌細胞は死滅しないらしいのですが、そうなると新種の単細胞生物が誕生することになるのでしょうか? もし、単細胞生物が癌化したら繁殖し続けて、いずれ世界中の単細胞生物は癌細胞(癌化した単細胞生物?)になるのでしょうか?
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以下のとおりお答えします。 >バクテリアなどの単細胞生物も癌化することはあるのでしょうか? ⇒細胞が再生される際、染色体内の遺伝子がコピーミスを起して、その異常な遺伝子をもつ細胞が増殖して引き起こされるのが癌ですので、バクテリアなどの単細胞生物も癌化することはあります。 >癌細胞は死滅しないらしいのですが、そうなると新種の単細胞生物が誕生することになるのでしょうか? ⇒「新種」の単細胞生物が誕生するのでなく、当該単細胞の「変種」です。 >もし、単細胞生物が癌化したら繁殖し続けて、いずれ世界中の単細胞生物は癌細胞(癌化した単細胞生物?)になるのでしょうか? ⇒確かに,癌細胞はほぼ無限に増殖する性質がありますが、完全に無限ではなく、栄養補給が絶たれれば死滅します。つまり、「癌化した単細胞生物」が単独に生息するわけではなく、その細胞の親細胞が消滅すれば、一緒に消滅します。端的に言うなら、宿主の生物本体が生きている限りの無限増殖であって、本体が死滅すれは一緒に死滅します。 ですから、「世界中の単細胞生物は癌細胞(癌化した単細胞生物?)になる」恐れはありません。なお、関連するテーマのQAがありましたので、そのサイトを添付します。 https://okwave.jp/qa/q10201380.html *特に、回答中の5.をご覧ください。
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- takochann2
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癌化とは細胞間の協調性が失われ自立して増殖を続けて、最終的に自らと他の細胞を死に至らしめ、個体死を招く状態に細胞がなることです。したがってそもそも細胞間の協調がない単細胞生物に癌化は定義されません。協調というのは増殖、アポトーシス、分化、組織形成などです。 単細胞生物は基本的に自己の都合だけでの増殖あるのみです。とはいえ最近は単細胞生物でも細胞間のシグナル伝達でアポトーシスが見られるというような研究もありますので、将来は癌化に近いような現象が定義されるかもしれません。
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