- ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:右逆行列の存在証明)
右逆行列の存在証明
このQ&Aのポイント
- 線形代数で行列の「正則」で悩んでいます。正則の定義と、右逆行列の存在について考えています。
- 現在手持ちの線形代数の本では、「正則」が正方行列 A に対して XA = AX = E(単位行列)となる X が存在することと定義されています。
- しかし、その定義から出発して、右逆行列の存在について考えていますが、2)の証明ができません。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
noname#133363
回答No.2
齋藤正彦『線型代数入門』(東大出版、1966年)は XA=AX=EとなるXの存在でAの正則性を定義(p.41)しつつ、 区分けや基本変形を説明した上で、 「XA=EとなるXが存在すればAは正則、AX=EとなるXの存在を仮定しても同様」(p.49)を証明してる。 ちなみに行列の次数に関する帰納法を使って。
その他の回答 (1)
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1
手元で何冊かあさってみましたが, あんまり触れている本はないですね. 逆に言えば全くないわけでもなく, 「基礎から学ぶ行列と行列式」(秋山献之ら著, 培風館) には「XA = AX = E」で逆行列を定義した後で定理として「XA = E または AX = E ならば X は A の逆行列」と書いています (ただし証明はなし). また, さらに古い本ですが 「線形代数とその応用」(G. ストラング著, 山口昌哉監訳, 井上昭訳, 産業図書) では 「長方形行列については, (左右の逆行列のうち) 一方の逆行列は存在するが他方は存在しないが, 正方行列ではこのようなことはない」 (カッコ内は私が補足) と述べ, (ガウスの消去法に基づく) 概略を示しています. もっとも, ケイリー・ハミルトンの定理を仮定していいなら簡単だけどね.
お礼
ありがとうございます。 ひどく有名な本だとは知っていたのですが、 どうやら本日中に入手出来そうです。
補足
報告です。 斎藤さんの証明では、掃き出しと区分けを使ってn-1次で成り立つなら n次 でも成り立つことを示すという筋書きですね。 予備的な証明が結構必要ですが、それでもシンプルで美しいと思います。 他にも、ネットを探っていたら 1) 左逆行列が存在する時、右からのガウスジョルダンが最後まで成功することを 基本行列の性質と行列の結合則を使って背理法で示す方法。 2) 余因子行列を行列式で割ったものが、右逆行列と左逆行列になることを 強引に泥臭く計算で示す方法 などがありました。ここでは配列の数式を書くのが困難なので、これで失礼します。