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放射能物質の除去
原発から放射能物質がでなくなったとして、今まで陸上に積もった放射能物質も、台風が何度か来れば洗い流されるのですか。
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- bladder77
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放射性物質の除去 福島の方は今こぞって汚染の除去に努めているようでご苦労に思います。 さて、原発から放射性物質(核反応生成物)が外部に放出されなくなったとして、 これまでに放出された放射性物質は台風などによって洗い流されるのか?。 につきましては、その場からは移動すると思います。これは水や風その他の要因によりその場から多くの他の場所に移動しているだけです.実際はその場には少なくなるものの、他の場所が汚染されることになります。 放射性物質は汚染とは書いていますが、単なる汚れとは違いまして、水に溶けて跡形もなく消えてしまうものでは有りませんので、実際雨水や除染のために吹き付けた水と共に流れていきますが、その途中にペタペタとくっついてしまって部分部分に斑に残ります。 水溜まりに多く残ったり、曲がった雨樋の部分に多量に溜まったりとします。 放射性物質は、通常の非放射性物質と異なりまして、実は水の中では色々な運動をしますしコロイドを形成することも多くあります。又、水に含まれているゴミや埃に吸着されて沈殿したり、雨樋の金属部分にくっついたりしています。最初の放射線量率よりも下がったとしても、そこから移動する物質はあちらこちらに拡散しています。 今、取り除いた土砂や木の葉やその他のゴミをどうするかで悩んでいますが、これが一番大変ですね。 洗い流されても、何らかの方法で除染をしても取り除いた分は何処かに分かれて存在しています。 放射性物質の除染の問題はここに尽きます。 又、今まで屋根や庭、道路や畑、山林や小川等自然界のあらゆるところに降り注いだ放射性物質は車のタイヤにくっついて、人の靴底にくっついて、洋服に頭に又風に乗って、雨に流されて色々なところに既に拡散していると考えられます。 放射性同位元素で汚染してしまった場合には、例えば机ならばゴシゴシこするようなことは致しません。擦ると広がるからです。汚染範囲を広げないよう処置をすることが大切です。
- あるてみ(@artemi39)
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ちょこっとググって見ると、元素によって蓄積する器官が違うのと出るので影響を及ぼす器官に違いは出るでしょうが、体内に入って被爆するということは同じだと思います。 ヨウ素は甲状腺に蓄積しやすくその部位の細胞が放射線にさらされ、セシウムは主に骨だそうですから骨の細胞が放射線にさらされます。ラドン温泉の放射性元素は呼吸により肺に蓄積するようですし、ラジウムは血液中に含まれるようです。 ただ、放射線に対する耐久性という観点ではどの細胞も似たような仕組みを持っているといえます。 例えば放射線によるDNAの損傷がよく言われますが、DNAは2つの鎖が結合している状態で、ATGCと4つある塩基のうちAはTとGはCと対になって向かい合うように結ばれています。 このうち、片方の鎖が損傷し切断されたというくらいでは、もう片方の塩基情報を元に修復が行われますので、まず問題は出ないと言って良いと思います。 また、仮にDNAに異常が生じたとしても、その細胞はアポトーシスという自己死をして、その後に影響が及ぶのを抑止するという仕組みもあるようです。 各細胞にはテロメアという分裂回数を制限するDNA配列も存在していて、一定量以上の分裂が行われないようにもなっていますが、がん細胞はその分裂制限が解除された細胞です。 細胞ががん化する条件の一つが、この分裂制限解除でテロメアの情報を書き換えるテロメラーゼという酵素が必要になり、そのテロメラーゼを生産するために必要な遺伝子が機能しないとガン化しません。 内部被爆により局所的に細胞が放射線に晒され続けることになりますが、これらの仕組みによるキャパシティを超えない限りは大丈夫だと思っています。
- あるてみ(@artemi39)
- ベストアンサー率43% (75/174)
念のため子供は注意したほうが良いと思います。 発ガンした場合、成長期である子供のほうが進行も早くなりますし、耐久性が未熟というのも読みました。 大人は体が成長しないので、吸収と排出のバランスは保たれますが、子供は摂取した栄養をどんどん自分の体にしていきます。 ただ、地域(原発事故の範囲ではない)によっては、放射性物質はなくなりません。 ラジウム温泉とか、ラドン温泉と言った放射線温泉場では常時放射性物質に溢れています。 通常の200倍とか、場合によっては4万倍と言った濃度だそうです。 こういう地区では、放射線の影響による居住規制が敷かれているどころか、健康温泉としてアピールされているくらいです。 なのに原発事故現場周辺の農作物などは、それ以下の濃度なのに健康被害を懸念して規制しています。 私はこういうダブルスタンダードに疑問を持っています。 読んだ本にはこうも書かれていました。 適量の放射線を浴びることは、免疫系の活動が活発になり逆に健康的になると。 人体には放射線に対する抵抗力が備わっていますので、その抵抗力を上回る被爆でない限り問題は出ないとの内容です。
お礼
こういう考え方、なるほどと納得するところもあります。 ところで、ラジウムとセシウムは内部被ばくの仕方が同じなのでしょうか。比較は出来るのかが分かりません。ヨウ素とセシウムとプルトニュウム、ウランそれぞれ影響が違うのかと思っていたので。
- fxq11011
- ベストアンサー率11% (379/3170)
放射能物質といっても、物質というからには、石ころ大からチリ、埃、さらに細かいものまで・・・。 簡単にいえば、服に付いた汚れと同じで、生地の材質にもより簡単に水で流せるものから洗剤を使ってごしごしする必要のあるものまで、台風数回・・・・・のみでは・・・・。
お礼
何年もかかるのでしょうか?広島、長崎のデータはないのでしょうか。不安がつのるばかりです。有難うございました。
- fuken
- ベストアンサー率23% (217/923)
広島・長崎を見てください。人が住んで繁栄もしてます。 放射性物質には、半減期があるのでだんだん脅威は少なくなってきますよ。 当然、自然の力で流される時もあるでしょう。 しかし、情報は政府・機関によって正確に発信して欲しいですよね。 今回の現場には数年、監視・調査等必要でしょうが。 現時点でも万が一に備え、退避しているだけだし。 今すぐ健康に被害が出る数値ではありません。 放射能物質・・ここからも判るように、一般的に放射線=怖い の意識しか有りません。 放射能・・・・・・放射性物質が放射線を出す能力 放射線・・・・・・放射性物質から出る 放射性物質・・核燃料など放射線を出す物質
お礼
勤務地が原発から30kmから少し離れたところで、子供が心配で質問しました。広島、長崎の話もっと広がればと思います。ありがとうございました。
補足
いわき市在住のもので、今は避難しています。しかし、仕事が再開し、、戻らなくてはいけません。小さな子供と妻だけはまだ避難させておきたいと思っています。そこで、いつになったら子供をいわき市に戻そうかと思い、このような質問をしました。広島、長崎の話で、雨で放射性物質が洗い流されるのであれば、1年後ぐらいをめどに戻そうかと考えています。
- あるてみ(@artemi39)
- ベストアンサー率43% (75/174)
洗い流されて最終的には海にいくと思います。 ただ、田畑の場合、攪拌して表土を混ぜ込んでしまいます。 こうしたら残留することになりますが、野菜に吸収されて人の口に入って、排泄物になって出て行くという経過で減少していくでしょう。 半減期が30年あるセシウムという物質がいつまでも残留して、野菜などで経口摂取するというのを警戒する場合、事故後(この場合はチェルノブイリ)に放散された放射性物質が体内へ吸収され、その後非難した人の体内残留を調査した結果、300日をピークに減少していくというのを本で読みました。 つまり、事態が収束し原発から放射性物質がこれ以上でなくなってから、今までに放出された放射性物質が野菜等を通じて体内へ入ったとしても、300日後には排出されていくということで、毎日同じ量を摂取し続けたとしても300日後までは増加していくがそれ以降は摂取と排出のバランスが成されて増えなくなるということがわかります。 その残留した放射性物質が放出する放射線の総計線量が健康を害しない程度の量に留めることが出来れば、大きな健康被害を抑制することは可能だと思います。
お礼
貴重な情報ありがとうございました。
補足
300日後の話ありがとうございました。HPに載っていますか。 大人への影響は昨日少ないと言っていましたが、 子供への影響はどうですか。 残留検査はどのようにするのでしょうか。セシュウムは筋肉か骨に入り込むと聞きました。体から放出される放射線量をはかったのでしょうか。排泄物を検査したのでしょうか。
お礼
詳しく調べていただきありがとうございました。