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Alienという単語について
alienという単語の意味の1つに外国人という意味があり、他にも違う世界から来たものや外人などのような意味もあると思うのですが、実際海外(英語圏)の人には日本人がAlien(外国人・外人)という単語はどのように感じられてるのでしょうか? 日本人には映画の「エイリアン」の影響もありちょっと本当の意味とはずれて認識されてると思いました。 また、外国人や外人という表現をするのは日本人独特なことでもあるなと感じました。
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「alien」という言葉自体は法律上も明確な定義のある言葉で、留学生はアメリカでは「non-resident alien」あるいは「non-immigrant alien」、グリーンカード保持者は「resident alien」と区分されます。日常彼らを「alien」と呼ぶこと自体には合理的な事由があるのですが、そこに個人の差別感情がどう入るかは、個人の価値観により違うでしょう。そうしたネガティブな意味合いを出さないような配慮から、アメリカでは一般には、面とむかって「alien」と呼ぶよりも、また第三人称でも、穏当に「foreign national」「foreign citizen」などとしているのが普通だと思います。同様に、不法滞在者「illegal alien」のことは、あえて婉曲表現(euphemism)で「undocumented worker」と呼ぶのがポピュラーでしょう。 ニューヨークで以前、日本人と韓国人の留学生グループ(みな20~30歳台男性)数名がそろって街でランチをテイクアウトするため狭い店内でみな立って待っていたところ、通りかかった白人女性が彼らを「A bunch of aliens!」と称して立ち去っていき、彼らはかなり疎外感を受けた、ということがありました。でも、言われた自分たちが普段、日本人以外を「外人」「毛唐」「青目」と読んで自分たちとははっきりと線を引いた扱いをしている張本人だから、彼らも「文句は言えない」といっていました。 このように、英語の「alien」に日本語の「ガイジン」のようなニュアンスがアメリカ人の中にあるのは、ごく自然なことでしょう。ただし、日本人が「ガイジン」という頻度は「alien」の比ではないと思います。ニューヨークにある日本人の店にアメリカ人が来店したら、そのアメリカ人はアメリカ国内にいても「ガイジン」呼ばわりです。一方、アメリカ人なら、日本人が自分の店に来たら、「alien」と呼ばずとも「Chinese guy」と片付けることができますし(日本人と中国人の区別など気にしていないから)、感情移入の程度の違いはあれ、相手を軽んじて呼ぶ言葉はアメリカでは「alien」一語ではありませんので、暗に自分としての違和感などを織り交ぜるいろいろな言い方を工夫しているのが実際のところかと思います。
- ucok
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かつては成田空港の外国人専用の列に「Alien Passports」という表示がありましたが、問題になって表示が変わりました。今は公的機関では「foreign」、日常会話では「non-Japanese」という表現が好まれます。やはり「alien」という単語に対しては、英語圏を初めとする外国人たちも「宇宙人かい??」という印象を持つようですよ。「alienate」を彷彿させますしね。辞書も参考までに。 http://eow.alc.co.jp/alien/UTF-8/?ref=sa http://eow.alc.co.jp/alienate/UTF-8/ >また、外国人や外人という表現をするのは日本人独特なことでもあるなと感じました。 ちなみに、確かに、そういう表現を使う国は少ないですが、日本のように長く鎖国していた島国では、「日本人」と「その他の人」の線引きがしやすかったので、ある程度は否めないと思います。他にも外国人との線引きが明確な国は結構あります。 ただ、今の日本では、片親だけが日本人だとか、両親は日本人だが海外で生まれたから外国籍を持っているとか、生まれてこのかた日本を出たことがないイギリス人とかがいたりするので、「外国人」という括り方をするのは難しくなってきましたよね。ついでながら、「外人」という表現が外国人のあいだで忌み嫌われているのはご存知ですよね、念のため。