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お箸はいつから使うようになったのでしょうか?

日本では箸で食事をしますが、全国どこでも箸を利用するようになったのはいつからでしょうか?

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  • dayone
  • ベストアンサー率79% (360/452)
回答No.3

日本における箸使用の起源は7世紀まで確実に湖らせることができること、 9~10世紀には都を中心として庶民の間にも箸が浸透し始め、 確実に庶民の間にも箸の使用が普及・定着したといえるのは 12~13世紀以降ということができるようです。 『比較民俗研究/筑波大学比較民俗研究会(1991.03.31)』(40~85頁) <論文>「東アジアの箸文化小考 : 食事用二本箸の起源と展開/三浦良幸」<24~30/46> http://hdl.handle.net/2241/14216 日本の箸に関する最古の資料は、7世紀後半の飛鳥板葺宮から出土した木製の箸で、 文献上に最初に現れるのは8世紀に成立した『古事記(712年)』、 そのほか古いものでは『日本書紀(720年)』『万葉集(770年)』『延喜式(927年)』 『倭名類従抄(930年代)』『宇都保物語(983年)』『拾遺和歌集(996年)』 『枕草子(11世紀)』『今昔物語集(平安末期)』などに箸の記述が見られる。 箸が、このように神話や伝説、歌集の中に重要な役割をもって登場していることから、 箸はこの時代には既にかなり定着していたと考えられる。 9世紀になると各地の遺跡(京都・奈良・秋田・兵庫・山口など)から箸が出土しており、 この時代までには箸がかなり広汎な地域に伝わっていたということもわかる。 しかし、この時代までの箸の出土は、都の周辺や朝廷に関係した建物からの出土が殆どであることから、 箸の使用は主に都を中心として、都市住民や上層階級に限って行われていたのではないかと思われる。 9~10世紀に紀長谷雄が記した『白箸の翁の序』に 「卓観之末。有一老父。不知何人。亦不得姓名。常遊市中。以売白箸為業。人号日白箸翁。」 (…白箸を売るを業とせり。時の人号して白箸の翁といへり。)と言う記述が見られる。 これにより京都の町では箸を売って商売になるほど箸の需要があったことがわかるが、 この時代の一般庶民の集落跡からは箸の出土は見られず、 この時代に一般庶民の間に箸が普及・定着したと言い切るまでには至らない。 こうした考古資料が出土するのは12~13世紀になってからのことで、 例えば12世紀後半の根来寺坊院跡(和歌山)から16本の箸、 12~13世紀の一般庶民の集落跡と見られる高橋甫貝塚(熊本)から18片の箸、 13~15世紀の諏訪東遺跡(神奈川)から22本の箸、 また、鎌倉~室町時代にかけてのものと思われる草戸千軒町遺跡(広島)からは数万点の箸が出土している。 つまり、一般庶民の間における箸の普及・定着はこの時代になってようやく疑いのないものとなる。 さらにこの時代以降は、12世紀後半の『病草子』『餓鬼草子』『彦火々出見尊絵巻<料理を食べる男>』のほか、 『華厳宗祖師絵伝(13世紀後半)』、14世紀『絵師草子(14世紀初頭)』 『春日権現験記絵(14世紀初め)』『慕帰絵(14世紀半ば)』『後三年合戦絵詞(14世紀)』 『一遍上人絵伝(14世紀)』『弘法大師伝絵巻<斎会における飯食供養>(14世紀)』などの絵巻物の中にも 箸がしばしば登場するようになり、庶民を含めた様々な階層で箸を使用する様子を伺うことができる。 以上 少しでもヒントになれば幸いです^^

noname#128329
質問者

お礼

詳しくありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • nene-k
  • ベストアンサー率42% (118/279)
回答No.2

日本の古い時代のお箸は、1本の細長い棒を中央で折り曲げて使う、今で言うピンセットかドンクのような形の物で、その形が鳥のくちばしに似ている所から「はし」と呼ばれるようになったと言います。 しかし、その頃は、何かを煮た場合などに、その汁の中から実を取り出すために使用する物で、ご飯などは手で食べていたそうです。 やがて、大陸との交流が盛んになって、現在のような2本がワンセットになったお箸が、大陸から日本にも伝わり、奈良時代には「唐箸(からばし)」と呼ばれていました。 金や銀、べっ甲などの材料で造られた贅沢品が、今も正倉院にも残っていますが、普段に使うのは竹製のお箸でした。 やがて平安時代頃には、庶民も唐箸を使うようになったそうです。

noname#128329
質問者

お礼

ありがとうございます

  • yochanjr
  • ベストアンサー率19% (119/607)
回答No.1

箸はかなり昔から使用していたようですね。 「スサノオノミコトが出雲に追放されたとき、川の上流から箸が流れてきたのを見て、上流に人が住んでいると知った」 日本最古の歴史書(712年編纂とされている)「古事記」に上記のようなことが書かれていますから、 少なくとも1300年ぐらい前にはかなり広まっていたと思います。 各地に派遣された貴族が箸を使って食事をしているのを見て、一般庶民が真似をして箸を使い始めたのでしょう。

noname#128329
質問者

お礼

ありがとうございます。

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