- ベストアンサー
義太夫の言葉
義太夫を聞いていたら、「初音」を「はんね」と発音していました。これは義太夫特有の発音ですか?それとも関西弁にはこういう発音の仕方があり得ますか?他にこういう発音になる単語はありますか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
漢音で「別」とか「物」とかいう例は、『日葡辞書』(1603-1604)に betmot と書いてあります。 そのため今のように「ベツ」「モツ」と母音がつかない時期がありました。特に次に母音が来る時は「連声」といって、例えば「仏恩」は「ブットン」と発音されこういう発音は(母音のつかない発音は)「ノム」と注記された物があります。ナムアミダブンのように聞こえるのがそのためです。 「初音」は、漢音ではありませんが、hatne と発音され、それが「ハンネ」となった可能性もあります。
その他の回答 (1)
- miirumatsu
- ベストアンサー率55% (100/180)
回答No.2
謡曲の謡い方にも、似たような例が見られます。 たとえば、「颯々の声」(松風の音などの描写)の「颯々(サツサツ)」を、 1字めの「ツ」は促音(つまる音。小さい「っ」)で読み、 2字めの「ツ」は、「含」と添え書きがしてあって、呼気を鼻の奥に抜く感じで発音します。 無理に表記すると「kn」という感じかなあ? 素人耳に聞くと、「サッサン」と発音しているように聞こえます。
質問者
お礼
古典には現在日本語とは異なる発音がいろいろあるのですね。ありがとうございました。
お礼
過去の発音にさかのぼると、現代日本語ではわからない発音があるのですね。ありがとうございました。