• ベストアンサー

義太夫の言葉

義太夫を聞いていたら、「初音」を「はんね」と発音していました。これは義太夫特有の発音ですか?それとも関西弁にはこういう発音の仕方があり得ますか?他にこういう発音になる単語はありますか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

 漢音で「別」とか「物」とかいう例は、『日葡辞書』(1603-1604)に betmot と書いてあります。  そのため今のように「ベツ」「モツ」と母音がつかない時期がありました。特に次に母音が来る時は「連声」といって、例えば「仏恩」は「ブットン」と発音されこういう発音は(母音のつかない発音は)「ノム」と注記された物があります。ナムアミダブンのように聞こえるのがそのためです。  「初音」は、漢音ではありませんが、hatne と発音され、それが「ハンネ」となった可能性もあります。

devlaschaard
質問者

お礼

過去の発音にさかのぼると、現代日本語ではわからない発音があるのですね。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.2

謡曲の謡い方にも、似たような例が見られます。 たとえば、「颯々の声」(松風の音などの描写)の「颯々(サツサツ)」を、 1字めの「ツ」は促音(つまる音。小さい「っ」)で読み、 2字めの「ツ」は、「含」と添え書きがしてあって、呼気を鼻の奥に抜く感じで発音します。 無理に表記すると「kn」という感じかなあ? 素人耳に聞くと、「サッサン」と発音しているように聞こえます。

devlaschaard
質問者

お礼

古典には現在日本語とは異なる発音がいろいろあるのですね。ありがとうございました。

関連するQ&A