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ミケランジェロの壁画に関して
システィーナ礼拝堂の、ミケランジェロの巨大壁画をさして、「人間が一生涯になしえる事の限界を知りたければあの絵を見るといい」というようなことを言った芸術家がいたと思うのですが、どなたか心当たりありませんか? 台詞は間違っているかもしれませんが、大意は合っていると思います。 誰が言ったかさっぱり思い出せないのですが、かなり古い人物で、欧州人だったように思います。 画家とか小説家とか詩人とか、そういう職業の男性で、著書かインタビューで語った内容だったので、著名な人だと思います。 情報が少ないのですが、もしおわかりでしたらよろしくお願いします。
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天上画 ~ 自然すら彼には及ばない ~ ── ゲーテが一七八七年八月二十三日附の書簡の中で「システィナ礼 拝堂を見ずしては、およそ一人の人間が何をなし得るかということをは っきりと覚ることは出来ない。偉大で有能な人物のことを数多く人に聞 きもし、書物て読みもしたが、しかし此処には、それが頭上や眼前にな おいきいきと存在しているのである(伊太利紀行、下巻)」と記してい る。── 《システィナ礼拝堂 19530730 岩波写真文庫 97》P57 http://d.hatena.ne.jp/adlib/19040817 15100817 壁画の中断 ゲーテは詩人であり、文豪であり、啓蒙家であり、弁護士でしたが、 音楽や美術についてはアマチュアです。彼の賞賛は、ベートーヴェンや ラファエロが「ファウスト」を論じるほどの水準にすぎません。 不朽の論考は、つぎの一冊ですが、該当する表現は見あたりません。 ── ロマン・ロラン/高田 博厚・訳《ミケランジェロの生涯 19630216 岩波文庫》 偉大な芸術への、憧憬と畏敬の念は、つぎの一節が優れています。 ──「大きなもの、真正なものは、仕上げの笠石を後世にのこす。神よ、 私が何事も片づけてしまいませぬように」(メルヴィル《白鯨》より) ── 紀田 順一朗《世界の書物 19890320 朝日文庫》P285 http://okwave.jp/qa/q4711612.html (No.1) 博芸 ~ これが文学だ! ~
お礼
知りたかった情報そのものです、ありがとうございます。 最近突然思い出して気になっていたのですが、かなりうろ覚えだったので、 これですっきりしました。 どうもありがとうございました。