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滅却資産の使用について
メーカーに勤めるサラリーマンです。 IT不況のあおりを受け、今年の初めに大幅リストラを行い製造装置を滅却しました。滅却したと言っても装置はまだ現場にあり、今年中に捨てる予定でした。ところが、景気が急に回復し大量受注をすることになりました。滅却したはずの装置を使用しなければこの受注をこなす事は到底無理なため、滅却装置をこっそり使う事になりました。捨てなくてもまずばれる事は無い、税務署の監査があっても細かくは見ないので、問題無いと皆言っています。私は経理、会計について良くわからないので特に罪悪感も沸きません。 そこで下記について教えていただけないでしょうか? (1)滅却装置を使用して見つかった例はある? (2)見つかると誰が、どのような罪に問われる? (3)見つからないで滅却装置を使い続けるとどの程度の特がある?(滅却装置の簿価は合計10億程度) よろしくお願いします。
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(1)滅却装置を使用して見つかった例はある? 金額が10億と大きいため税務調査で必ず見つかります。 売却処理の足跡をチェックされます。 (2)見つかると誰が、どのような罪に問われる? 脱税行為として追徴課税ならびに悪質として重加算税が徴収されます。仮にあなたの会社が税金をきちっと納税していた優良会社であれば、この行為により悪質会社として国税調査の回数が増えます。 (3)見つからないで滅却装置を使い続けるとどの程度の特がある?(滅却装置の簿価は合計10億程度) 仮にバレなかったすれば、経費がゼロで収入が上がることになります。金額が10億程度と大きいため、バレた時のリスクのほうが大きいと思います。企業として社会的に制裁を受けることの方がダメージが大きいです。 こういったことがあるため、益金算入の処理を別表で行うわけです。 また、確定申告時にはお抱えの税理士の署名・捺印がいるのですから、その時点でサインがもらえません。税理士も脱税に協力したということで社会的制裁を受けます。 ご注意を。
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- wildcat
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滅却簿価が10億円ですと、いずれかの年にそれだけ 損失をだしたわけです。その設備を滅却しないで使えば滅却した処理は利益操作ですから脱税となります。 別表で簿価が0になるまで益金加算する処理をしないと 見つかったときに、遡って税金をとられます。 滅却の場合は、事前稟議書から廃棄業者の契約書、請求書、支払伝票など調べられますから見つかると思います。 廃棄資産を使用すること自体は、いくらかはありますが金額次第だと思います。見つかると必ず税金をとられます。
お礼
ありがとうございます。 廃棄業者が何をチェックするのか、なんとなくわかりました。 十分気をつけたいと思います。
補足
ありがとうございます。 もう一つ教えていただけますでしょうか? 滅却装置の一部と代用のダミーを集めてそれなりの量になれば、税務署は一つ一つを確認するわけでは無く、廃棄業者もそれなりの量を捨てることになるので見つからないという噂がありますが、それは本当でしょうか?
お礼
ありがとうございました。 大変参考になりました。 十分気をつけたいと思います。
補足
ありがとうございます。 あまり良く知らないせいか、周囲の人もさほど罪悪感を持っていないようです。 私はまだ下っ端なので、それほど深く関与しているわけではないのですが、話を聞いているとニュースに出てくる不祥事を起こした会社を連想して、恐ろしくなる事があります。 もう一つ教えていただきたいのですが、一旦捨てた後に拾ってくるのはかまわないという噂も出ているのですが、それは本当なのでしょうか?