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学者の名前

地球上には、”神の存在する余地はないといった” (空間・スペースがない?)学者がいたと思うのですが、名前を知りたいのでご存知の方お願いします。

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  • apple-man
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回答No.2

>地球上には、”神の存在する余地はないといった” この世には・・・ではないでしょうか? 17世紀のフランス人、ヴォルテールのことでしょうか?  ヴォルテールは最初から神の存在を 議論しようとしたのではなく、同時代の フランスの哲学者、デカルトの原子論批判の 矛盾を説明する中で、デカルトの信じていた 神の話を出しました。  この話長いので、要点だけ言うと。 デカルトは、 1)神の存在を信じていた。 2)神は物質とは違う存在だと主張していた。 3)無の存在に否定的だったので、古代ギリシャの  デモクリトスが言った「万物は粒でできている」  という、いわゆる原子論を信じていなかった。 (説明)  ご存知のようにデカルトは数学の才能に優れた 人でしたので、原子論と無の関係を幾何学的に 捕らえています。  原子論というのは、物質は小さな球体を 集めたような構造になっていると言っている訳で、 球体の集まりでは、どんな並べ方をしても 必ず隙間ができます。  隙間にさらに小さな球体をつめたところで、 必ず隙間が残るのです。隙間には何もありません。 「無」なのです。  つまり、原子論を認めることは、無の存在を 認めることに繋がるので、無の存在に否定的 だったデカルトは、原子論を信じていませんでした。  ヴォルテールは物質と空間は明確に分けて 考えなければならないとし、デカルトの考え を批判しました。  デカルトの言うように、無が存在 しない(真に空虚な、空間・スペースがない?) とすると、この世は何らかの物質で全て満たされて いることになる。  神の存在を肯定するには、神は何らかの 物質であるということになるが、それは デカルトの考え<2)の考え>と矛盾する。  つまり、デカルトの考えを全て肯定すると、 この世に”神の存在する余地はないといった” (空間・スペースがない?)ことになるとし、 逆に神はいるはずだから、無の空間のほうが存在する のでは?としていたわけです。  もっと新しい話でしょうかね? 違っていたらごめんなさい。  余談ですが、No.1の方が言われている のは、19世紀にラプラスが皇帝ナポレオンに 「天体力学」という本を渡したときの 逸話です。  当時天文学は神の研究をする神学の一部と 考えられていましたが、フランスで数学教育が 盛んになったのを切っ掛けに、ニュートンの 物理学書、プリンキピアが数学的に活発に 議論されるようになり、数学の理論書として まとめたれたのがこの「天体力学」でした。  ナポレオンはこの「天体力学」を一読し、 ラプラスに「この本には神のことが書いて いないようだが?」と聞いたときの答えが 「そのような(神の存在という)仮説は 必要ありません」だったそうです。      

その他の回答 (1)

回答No.1

”神の存在する余地はない”というのとは少し違いますが、ラプラスは”神という仮説は必要としない”と言ったそうです。