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日本の国勢調査における人口減少の謎
- 戦後の好況期には、日本は広がる若い世代を持つ富士山のような人口ピラミッドを持っていました。
- 1945年から1950年までの間、日本の人口は15.3%増加し、1980年までの全ての調査で平均5.7%増加していました。
- しかし、2000年から2005年の5年間の最後の国勢調査では、日本の人口の増加はわずか0.7%にとどまりました。また、調査期間内の最後の年(2004-05年)には実際に2万人の人口減少があり、第二次世界大戦終了以来初めての減少となりました。
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>breaking the figures down by the year within the survey period, the population actually fell by 20,000 in the last year of the survey (2004-05), the first drop since the end of World War II. これは確かに懸垂分詞構文(主節の主語と分詞の主語が異なっているのに、分詞の主語を示さない分詞構文の一種)ですね。文法の専門家には評判の良くない用法の一つですが、小説の中などでも見られる表現です。 (1) But, lying in my bed, a sudden thought struck me. このように、分詞の主語が主節の中に(主語としてではなく目的語の me という別の形で)含まれている場合には容認される場合が多いようです。 お尋ねの英文を「接続詞」を用いて表せば、「If we break the figures down ..., the population fell ...」となります。 この英文を分詞構文にする場合には、本来なら breaking の前に意味上の主語を入れて「we/our breaking the figures down ...,」とするべきところですが、お尋ねの英文では「we/our」を省いて「breaking the figures down ...,」としています。これで立派な懸垂分詞構文になります。 ただし、この英文が(1)の英文と異なる点は『分詞の主語である「we」が主節の中に(主語以外の形としても)出てきていない』ということです。このような英文は非文とされて、(1)の英文よりもさらに敬遠されるべきものです。 ところが、ネットで検索すると、結構な使用例が出てきます。(中には分詞構文ではないものも含まれていますが・・・。) http://search.yahoo.co.jp/search?p=%22breaking+the+figures+down%22&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq= その使用例を見ると、「breaking」の主語が主節の主語と一致しないものはもちろん、(1)のように「主語以外のもの(例えば目的語などのような別の形)」としても示されていないものも、かなりの確率で含まれています。 これは文法を重視する人にとってはかなり気になることなのですが、この「breaking ...」という表現が慣用句的に用いられていると考えれば納得もいきます。 英語に限らず言語というものは生き物です、文法的におかしな表現でも便利だという理由で使われている内に正当な表現になってしまう場合も多くあります。 例えば、「taking ... into consideration」とか「speaking generally」という表現も使われている内に慣用句として定着したものです。 この「breaking ...」も、特にデータを分析する場合の「決まり文句」のようになっているのだと考えられます。そのうちに参考書などでもきちんとした「慣用句」として取り上げられる日が来るかもしれません。 とはいっても、現在の参考書に書かれていなという理由でどうしても「慣用句」だと考えられない人もいるかもしれません。 そのような場合には、Native speaker たちは主節の前に「we can see」とか「breaking の主語+pointed out (that)」とかいう部分を頭の中で勝手に補って理解していると考えて下さい。 そうすれば「breaking の主語」と「主節の主語」とが一致する文法的に立派な英文になります。ただ、その場合には逆に「簡潔さに欠けている」とか「説明的すぎる」という印象を持つ人もいるかもしれませんが・・・。 ご参考になれば・・・。
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- googoo1956
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>そのような場合には、Native speaker たちは主節の前に「we can see」とか「breaking の主語+pointed out (that)」とかいう部分を頭の中で勝手に補って理解していると考えて下さい。 日本語でも「一覧表を見たら、販売が減少している(のが分かった)。」という言い方をします。簡潔なものを好むのは洋の東西を問わないのかもしれません。
- wind-sky-wind
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2000-2005年の調査では0.7%人口が増えたことになっているが, 調査期間(2000-2005)の年ごとの数字を分析すれば,期間の最後の年(すなわち,2004-2005)には実際には2万人減少した。 第二次世界大戦後初のことだった。 という流れです。 確かに breaking down「分析する」のは I とか we です。 人々一般の主語は省略可という意見も見られますが,私としてはいわゆる懸垂分詞で避けるべきだと思います。 慣用的に用いられる generally speaking とか,前置詞・接続詞化している concerning, including のような場合のみ許される。
お礼
早速、ご教示頂き誠に有難うございます。とても分かりやすいご説明で大助かりです。重ねてお礼申し上げます。
お礼
wind-sky-wind様のご回答を補足する形で、更に非常に詳しく且つ明快にご解説頂き心より御礼申し上げます。主文の前に「we can see」を補って解釈する方法などとても参考になりました。どうも有難うございました。