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鎌倉幕府 封建制度について
鎌倉幕府 封建制度について 将軍と御家人の主従関係につて詳しく教えて下さいm(_ _)m
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こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>鎌倉幕府 封建制度について 御恩(ごおん)と奉公(ほうこう)で成り立っています。 主人と従者が相互に利益を与え合う互恵的な関係で成り立っていました。ここで、主人が従者へ与えた利益を「御恩」といい、従者が主人へ与えた利益を「奉公」と言いました。 御恩: 御恩の具体的な内容は、主人が従者の所領支配を保障すること、又は、新たな土地給与を行うことです。前者は本領安堵(ほんりょうあんど)と呼ばれ、後者は新恩給与(しんおんきゅうよ)と呼ばれました。鎌倉幕府が成立すると、鎌倉殿が御家人を地頭へ任命するという形で本領安堵、新恩給与、すなわち御恩がほどこされるようになりました。 奉公: 奉公の具体的な内容は、従者が主人に対して負担した軍役や経済負担などです。鎌倉幕府が成立すると、御家人は鎌倉殿に対して、緊急時の軍役、内裏や幕府を警護する大番役、その他異国警護番役や長門警護番役などの軍役奉仕のほか、関東御公事と言われる武家役を果たしました。
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- cyototu
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#1さんへ >御恩の具体的な内容は、主人が従者の所領支配を保障すること、又は、新たな土地給与を行うことです。前者は本領安堵(ほんりょうあんど)と呼ばれ、後者は新恩給与(しんおんきゅうよ)と呼ばれました。 と言うことですが、私は本領安堵の最も重要な側面は私有財産制の公的な公認と理解しております。しかし、#1さんの説明ではその重要な側面が曖昧に表現されているように思えます。#1さんの表現を敢えて意地悪く取ると、主人のご都合で、土地を取り上げることができるとも解釈出来かねません。それでは私有財産制の公認と言う意味がなくなってしまいます。もし私のように解釈すると、貞永式目は私有財産制を国是としたことを宣言した人類史に於ける世界最古の憲法であると考えることも出来ます。もし出来ましたら、私の考えに対するこのご意見をお聞かせ下さい。
- tanuki4u
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三つの封建制度 中国 理念的には、貴族を地方に分封建国させるということになっていますが、実際的には、周なり殷という中央政権と地方政権が擬似的な親子関係なり兄弟関係を結んでの「相互不可侵条約」という感じ。 ヨーロッパ 契約による封建制度 こういうことをしてくれれば、臣下になります。約束を守らないと、臣下から契約破棄します。 日本 労働組合の親分として、貴種である源氏を担いで、関東の地主たちが連合を組んでいるという感じです。 歴史研究上、ヨーロッパの封建制度を中国の漢字で表現して、日本の封建制度を説明しようとしているので、それぞれねじれた感じなっています。