2012宅建試験の民法問題について
今年の宅建試験で解答が割れてる問題なのですが
予備校では、3社が4としており、他は3が解答となっているのですが
【問 5】 次の1から4までの記述のうち、民法の規定及び下記判決文によれば、明らかに誤っているものはどれか。
(判決文)
請負人が建築した建物に重大な瑕疵があって建て替えるほかはない場合に、当該建物を収去することは社会経済的に大きな損失をもたらすものではなく、また、そのような建物を建て替えてこれに要する費用を請負人に負担させることは、契約の履行責任に応じた損害賠償責任を負担させるものであって、請負人にとって過酷であるともいえないのであるから、建て替えに要する費用相当額の損害賠償請求をすることを認めても、民法第635条ただし書の規定の趣旨に反するものとはいえない。
3 請負の目的物が建物であって、民法第635条ただし書によって注文者が請負契約の解除をすることができない場合には、その規定の趣旨に照らし、注文者は建て替えに要する費用相当額の損害賠償請求をすることは認められない。
4 請負の目的物である建物に重大な瑕疵があるためにこれを建て替えざるを得ない場合であっても、瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求は、請負人が当該建物を引き渡した時から1年以内にしなければならない。
1と2は省きます。
3派から言えば、民法+上記判決文からいって、3は損害賠償請求できないと正反対な事を
言っている
4を正解とすると判決文を読まずに解答できてしまう
4も誤りだけど民法と判決文から明らかにどっちが誤ってるか?というと3という
単純なものとなっています。
一方4派は、民法の規定に明らかに違反している
上記判決文は、例外的に損害賠償請求を認めたことなので
選択肢3は、例外的ではなく原則論だけしか話していない
民法の規定及び判決文なので
これは、国語的にも民法の規定に違反しているので4が明らかに誤りということです。
自分は、4にしました。
この上記判例は、例外的に損害賠償を認めたものであり
3は原則しか述べていない事
また、民法の規定及び判決文なので
3は、民法の規定に違反せず判決文も原則しか述べていないので誤っておらず○
4は、民法の規定に違反して明らかに誤ってるので×です
国語的にも4が正解と思うのですが
ボツになるとも言われています。
そこで、お聞きしたいのが
実際問題としてこれって普通4を選びますよね?