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ジョナサンスイフトは近代小説に何か影響をもたらしたのでしょうか?

ジョナサンスイフトは近代小説に何か影響をもたらしたのでしょうか? 仮にもたらしたとして、彼はその影響の中心人物だったのでしょうか? 上記に関する説明がなされているサイトなどあれば教えてください。 レポートでかなり困っています。 配布された教科書にはジョナサンスイフトがメインでかかわっているなどの説明はなく どうしていいのかわかりません。

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  • cowstep
  • ベストアンサー率36% (756/2081)
回答No.1

漱石は「余が文章に裨益せし書籍」という談話で『ガリバー旅行記』が「一番好きだ」と語り、「多くの人はこれを名文と思わないが、これは名文の域を通り越しているから、普通人には分らぬのである」と絶賛した。『文学評論』中のスウィフト論では、「彼の諷刺は噴火口からほとばしる氷の様なものである。…何だかスウィフトなるものが重たい石のように英国の真中に転がっている様な心持がする」と述べ、さらにその不遇な生い立ちや、自尊心が強く癇癪持ちの性格、私利私欲を離れ公憤を抱いていたこと、生涯病気に苦しんだことなどを記し、病的な人間嫌いといわれるが「親切な人である、正義の人である、見識を持った人である。見識がなければ諷刺は書けない」と論じた。ここに漱石の自己投影を見ることもできよう。『吾輩は猫である』にはスウィフトの影響があるとも云われている。 http://www.timewithbooks.com/rensai_soseki/vol03/p01/p01.html ガリバー旅行記は、子供の童話のように思われていますが、本来は政治的風刺が籠められた大人の読み物で、作者を知らなくても、作品を知らない人はいないでしょう。

その他の回答 (1)

noname#119360
noname#119360
回答No.2

すぐの回答じゃなくて御免。 スイフトはSF的諧謔趣味を持ち込んだ先駆けと思えます。レンズによる拡大視から ガリバー旅行記 の着想は得た と評して差し支えないでしょう。 さらに諷刺文学として、動物寓話を離れ、当時の国際情報のゴシッブからさもありなんという半信半疑、もしかしたらという異世界をもって西洋社会のスタンダードと対比して見せています。 なにしろ綱吉時代の日本への訪問までガリバーには書いてあり、マルコポーロという先人の奇譚の洗礼をうけた読者は一笑にふすには躊躇したことでしょう。 ほら男爵の冒険ほかドイツにことのほか影響したのではないかと思えます。

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