この花の名前を教えて下さい。(10)
北海道東部、太平洋側に面した厚岸町の「あやめが原」で、6月25日、早朝に撮影しました。
高さは38cmありました。
花の直径は2~3mmでした。早朝なので、まだ開ききっていないのかとも思いましたが、触れただけでポロポロと落ちてしまいました。
葉の長さは40mm、幅は17mmでした。葉の付き方は互生で、葉柄、托葉、翼はありません。葉は茎を抱きます。
茎には、白くて、短い開出毛が生えていました。
写真の左側が、花序と花です。紛らわしいかも知れませんが、早朝だったので、花弁の端に朝露がついています。中央部が全体像(横向き)ですが、細くてわかりにくいと思います。写真の右側が、ほぼ中央部の葉(鋭くはありませんが、「鋸歯縁」というのでしょうか?)の写真です。
白い花のアブラナ科に見当をつけて調べてみた結果、「ハタザオ」(全体が緑白色で、葉の基部は茎を抱き、花弁は黄白色。……梅沢俊著「新北海道の花」による。)のように思われたのですが、(1)写真の花の色は黄白色といえるのか?(2)ハタザオとヤマハタザオの違いは何か?が分からず同定に困っています。
また、ヤマハタザオは、花弁の長さが4~5mmということですが、残念ながら花弁の長さを測っていません。
この花は、ハタザオとヤマハタザオのどちらかなのでしょうか?あるいは別の種でしょうか?
なお、この写真と説明だけでは、同定できないとすれば、同定するために、何が必要なのか教えていただければありがたいです。
お礼
回答ありがとうございます。 すいません、頭の中で墨染桜と薄墨桜がごっちゃになってしまって 意味フな質問になっていました。 それなのに親切に回答くださり、本当にありがとうございます。 見たかったのは墨染桜です。 墨染桜は別名、黒染桜ともいうのでしょうか。 歌舞伎の「関の扉」によれば 墨染桜は小野小町の歌によって色をとりもどしたため 小町桜とも墨染桜とも言われるとあります。 その桜の精が遊女黒染というそうです。 黒染桜というネーミングはここからくるのかな、と思ったりしました。 貼ってくださったリンクの写真を見ると 花びらの中央部分に細長い筋状に墨色の筋が入っていて その墨色の部分が*のように見えます。 それで墨染桜というのですね。 薄墨桜もすてきな桜ですね! 薄墨色からピンクに変わっていくとは。 天武天皇の伝説も天平時代というのがおもしろいです。 天平時代、天武天皇はすでに崩御されていたので 天武天皇の幽霊が表れたという話なのかしら、と思ったり。