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2007年慶応(経済)の問15について

2007年慶応(経済)の問15について 誤りを含む文章を一つ選べというもので、 「アメリカでは、ワグナー法によって労働者の団結権と団体交渉権が確立した後、反議会主義の産業別組合会議が鉄鋼、自動車産業の企業内組合とともにアメリカ労働総同盟に再編された。」 というのが間違いだというのが正解を見てわかっているのですが、答えの記号だけがのっているので、いったいどの部分が誤りなのかがわかりません。 この問題はどういう意図で何を聞いていて、どこが間違っているのか教えていただけると嬉しいです。

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noname#138477
noname#138477
回答No.1

 うろ覚えですが・・。  産業別組合会議(CIO)は、ワグナー法を一つのきっかけとして、アメリカ労働総同盟(AFL)から除名された組合を中核に結成された組織だったと記憶しています。ちなみに、その後(戦後)両組織は合同してアメリカ労働総同盟・産業別組合会議(AFL-CIO)が結成されます。  上のことと、下にあげるサイト情報を総合すると、正確な文章は下のようになると思います。 「アメリカでは、ワグナー法によって労働者の団結権と団体交渉権が確立した後、AFL加盟一部組合《旧「産業別組織委員会」加盟組合》が鉄鋼、自動車産業の企業内組合とともに産業別組合会議に再編された。」   ・誤っている部分並びに正確な表現   誤:産業別組合会議  正:アメリカ労働総同盟加盟一部組合(または産業別組織委員会)    誤:アメリカ労働総同盟 正:産業別組合会議    参考 ・アメリカ労働総同盟・産業別労働組合会議(財団法人国際労働財団ホームページ内)  http://www.jilaf.jp/nc/inter_db/repo/rep020.php?a_name=%CB%CC%CA%C6%A1%A6%C3%E6%C6%EE%CA%C6&c_name=%A5%A2%A5%E1%A5%EA%A5%AB%B9%E7%BD%B0%B9%F1%A1%CA%CA%C6%B9%F1%A1%CB&info_flg=NATIONAL&select=nam,sam&repNum=130&c_id=159  ・アメリカ労働総同盟(ウィキペディア)  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%B7%8F%E5%90%8C%E7%9B%9F  設問意図としては、アメリカ労働史の正確な理解と、世界の労働組合をリードする組織の基本知識を問うものと、推測します。  なお、私は質問者様志望校よりレベルが低い大学出身者(おそらく名前を聞いたこともないでしょう)です。高校の先生または予備校の先生に確認されることを勧めます。

lugal
質問者

お礼

だいぶ日が経ってしまったので半分諦めていたのですが、まさしく完璧な回答をしてくださりありがとうございます。 私は慶応は志望大学ではないのですが、大学は知識を増やす場であって、回答者様のほうがよほど精通していると思います。簡潔で無駄がなくそれでいて質問の要点を全て満たしながら専門的に回答していただけたのは、私など足元にも及びません。よほどの知識人とお見受けします。感動しました。