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おかしな英語表記について違和感を感じる理由とは?
- 最近、道ばたで見かける案内標識の英語表記に、とても違和感を感じることが多いです。白山が「Mt. Hakusan」、利根川が「Tonegawa River」、法隆寺が「Horyuji Temple」と表記されていることがあります。これらは表現の重複であり、英語としておかしいと感じる要素です。
- 日本の有名な老舗リゾートホテルでも、わざわざ「ホテル・マウント・フジサン」という表記を使っていることがあります。これでは、高級感を出せないし、違反感を抱かせます。以前は、「Mt. Haku」や「Tone River」という表記が普通でしたが、最近はそうではなくなっています。
- これらの英語表記が道行く外国人にも見えることを考えると、恥ずかしく感じることがあります。逆に、ロンドンで「テームズリバー川」や「ロンドンブリッジ橋」という日本語の看板が立っていたら、日本語を理解していると思われないでしょうか。
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お邪魔します。 たぶんですよ、法隆寺でいきましょうか。 法隆+寺 「法隆という名前のお寺」 でしょうかね。 ji が お寺 を意味すると知らない人が見たら、 「horyuji」 ってどれ? ってならないでしょうか? 「horyu-ji」 これでもたぶん難しいかと。 ロンドンの反例でいけば、「テムズ川」って言うのは「川」なんだって知っているわけですよね。 #セームズに近い発音かも? th ですから ^^; ブリッジ が橋だって言うのは知っているんですね。 知らないとどうなるか? ということだと思いますよ。 富士山は ちょっとおかしいけどね^^; 白山は、「白山という名前の山ですよ」と、言って上げた方が分かりやすい。 こういうことだと思いますよ。 #ある程度日本語がわかって、重複してるな! って言うのが分かっても、 #今度は「分からない人のためなのかな」と思えるのではないでしょうか。 m(_ _)m
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- genmai59
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言葉というのは意味を伝えるためにあるので、正しければそれでいいというものではありません。それから、日本の地名の英語(ローマ字)表記というのは、日本語を読めない外国人のためにあります。 外国人がガイドブックを見て、日本にやってきたところを想像してみてください。英語ができる日本人でも、日本の地名の英語読みには慣れていません。"How can I get to Horyu temple?"と聞かれて、たいていの日本人は、「ホリュテンプルって何だろう」と考え込むに違いありません。 でもHoryu-ji templeなら、英語が苦手な日本人でも、「法隆寺」と聞き取れるかもしれません。"Yeah, Horyu-ji Temple."と単語を繰り返されれば、「ああ、法隆寺ね。あっち」と指さして教えることができます。 では、単にHoryu-jiにしておけばいいかというと、それでは外国人が、地図やガイドブックをみたときに、それはお寺なのか美術館なのか、川なのか山なのかがわかりません。不親切です。 それで、ガイドブックや地図や案内板を見た外国人にわかりやすいように、日本人とコミュニケーションしやすいように、作成者が苦労して考えたのが、Horyu-ji templeという二重表記なのだと思います。 ガイドブックや地図では、厳密に正しいかどうかよりも、利用する人にわかりやすいかどうかが重要なんです。そもそも正式名称は、漢字なわけです。ローマ字表記にした時点で、正式名称とは言えません。でも、ローマ字のほうが読みやすいだろうと、ローマ字で書かれているわけです。
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回答、ありがとうございます。 詳しい解説をして頂き、大変参考になりました。なるほど、文法上(?)は正確じゃなくても、 ・外国人にわかりやすいように、と、・日本人とコミュニケーションしやすいように、の双方を追求した結果の、苦心の作というわけですね。 ただ、この表記だと、全く日本語を知らない外国人が見た場合、Horyu-ji Templeとは、「法隆」という固有名詞のお寺ではなく、「法隆寺」という名前のお寺と勘違いしてしまいます。つまり、jiがtempleのことだと伝わりません。 かつて、Mt. Fujiがフジヤマという固有名詞の山だとかんちがいされたように、です。 また、反例に挙げた「ロンドンブリッジ橋」という表記を、まったく英語を知らない日本人が見たら、「ロンドンブリッジ」という固有名詞の橋だと勘違いするように、です。 せっかく、ここまで考えたのなら、そのような誤解を招かないために、Horyu-ji (Horyu Temple)といった併記にすれば良かったのにと思います。
- SPS700
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多分、何十億という人の顔がみんな違うように、人の頭の中の知識の組み合わせも、みんな違うと思います。 ロンドンブリッジ橋にも、微動だにせず「お前ら何を騒いでおる、この無礼者」という人も居れば、ホテルマウント富士山で心臓発作をおこす人もある。 まあ世界中、こういうことはあります。「マウントモンブラン山に登って来たよ、ええやまやったわあ」と言う人は、だいぶ山がだぶついているのにお気づきでないようですし、 「どこに泊まっているの」I am staying at the El Alcatraz.というお方は、英語とスペイン語とアラビア語の定冠詞を三つ重ねていても気にしない。 「ああ、タホー湖って素晴らしかったわ」とおっしゃいますが、ここに住んでいた先住民ワショー族の言葉で「湖」は「タホー」です。「ゴビ」もモンゴル語で「砂漠」ま、知らぬが仏 Ignorance is bliss 「無知もええもんでっせ」とか。 僕も急にマウントフジヤマ富士山ホテルに泊まりたくなりました。
お礼
回答、ありがとうございます。 いろいろと面白い例を、たくさんありがとうございます! と~~~~っても楽しく拝見しました。 そうそう! こんな、「ああ、勘違い!(古っ!)」は、いっぱいありますね。 でもねぇ、だからこそ、敢えてそんな勘違いに誘導するような表記を、わざわざすることもないのになぁ?って思いませんか?
"Mt.Hakusan"や"Tonrgawa River"と書いてしまうのは、「ハクサン」や「トネガワ」が通称で固有名詞の様に定着しているからかな? 「ハクサン」の「サン」も「トネガワ」の「ガワ」も山や川だった事を忘れるほど「ハクサン」や「トネガワ」の言い回しが定着しているから起こったのではないでしょうか? アメリカでもPIN(personal identification number 暗証番号)の後ろに"number"をつけて"PIN number"と表記してそのように読みます。 「暗証番号番号」になって変なんですが、"PIN number"の言い回しが定着していて、どこに行ってもその表記で書かれています。 (Nの元の意味がなんだったかを忘れている。) また、大学の名前を略した○×U(○×大学)の後にさらに"university"をつけて、"○×U university (○×大学大学)"と表記されているのも見たことがあります。 (Uの元の意味がなんだったのかを忘れるほど"○×U"が定着している。) 重複は日本に限らずどこの国でも起こりうるので、日本語がわかっている外国人が"Mt.Hakusan"や"Tonrgawa River"を見ても、「おかしい」と感じないのではないかと思います。
お礼
回答、ありがとうございます。 海外の似たような例も示して頂き、とても参考になりました。 > 日本語がわかっている外国人が"Mt.Hakusan"や"Tonrgawa River"を見ても、「おかしい」と感じないのではないかと思います。 ただ、日本語が分かっている外国人ならそれですむんですけど、逆に分かっていない人は、「サン」も「ガワ」も固有名詞の一部だと誤解しちゃうのが困ると思います。 難しいところですね。
- ucok
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ごもっともです。ご回答にある通り「Mt. Haku」とすると不親切ですが、「The Mountain of Hakusan」とすれば済むことです。ただ、もっとひどいのは、「ヨークシャー州(ヨーク州州)」「デュッセルドルフ市(デュッセル村市)」などです。「メナム川(川川)」はさすがに「チャオ・プラヤー川」に変わりましたが。 ちなみに、「Mt. Hakusan」の類いの言い方はむしろ、外国人から自然と出る言い方です。つまり外国人が「この山は何と言いますか?」と聞き、日本人が「ハクサンです」と答える。それを聞いた外国人が「ああ、Mt. Hakusanね」と思うわけです。
お礼
回答、ありがとうございます。 確かに、そのような例は外国地名の日本語訳にもたくさんありますね。 はじめて違う言葉に接したときに冒しやすい誤訳なんですね。 確かカンガルーの語源もそれと似たり寄ったりの勘違いだったような気がします。 ならばなおのこと、あえてそれを助長するような英語表示をするのはどうかと思います。 「The Mountain of Hakusan」もいいいですが、sanがmountainだと理解して貰うためには、「Hakusan(Mt. Haku)」といった併記の方がスマートだと思います。
- 207eden
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Mt. Hakusan を好意的に解釈するならば、 Mt. の部分で、そこは山であるということを明示し、 Hakusan の部分は日本での一般的呼称を表示していると捉えてみてはいかがですか? 看板を見た外国人が、山の名前を覚えるためには、通称を知る必要があります。 「マウント ハク ハ ドコデスカ?」 と喋りかけられたら意味が分かり難いですからね。 ということで、日本のちょっとおかしな表記には、 類別を知らせる表記、一般呼称を知らせる表記の両方が同居しているのと思います。 英語圏の表記とは若干異なりますが、しょうがないですね。 でも、何にも考えてないな~、って表記もたまに見かけますよね!!やっぱり。
お礼
回答、ありがとうございます。 なるほど、重複は分かっていて、あえてそのような表現をしてると言うことですね。 おっしゃることは、よくわかります。 日本人とのコミュニケーションも大事ですからね。 ただ、そうすると、今度は本当に日本語を知らない人が、Hakusanまでを固有名詞の一部と、誤って解釈しちゃうのが難点ですね。 いっそのこと、Hakusan (Mt. Haku)のような併記の方が、その目的のためならいいような気がします。
お礼
回答、ありがとうございます。 なるほど、重複は分かっていて、あえてそのような表現をしてると言うことですね。 > 法隆+寺 「法隆という名前のお寺」 でしょうかね。 そうなんですよね。だから逆にHoryuji Templeだと、知らない外国人が見たら「法隆寺」という名前のお寺と勘違いしませんか? 「法隆寺」までが固有名詞と認識されちゃうようで怖いです。Horyu Templeの方が親切じゃないかな? > ブリッジ が橋だって言うのは知っているんですね。 > 知らないとどうなるか? ということだと思いますよ。 知ってるから、変な日本語だな、って思います。 知らないと、「ロンドンブリッジ」までが固有名詞で、そんな名前の橋だと勘違いしちゃいませんか? 米国・メキシコ国境の川をかつて「リオ・グランデ川」などとマヌケな誤訳をしたみたいになっちゃいます。