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専業農家に必要な農地の広さは?
専業農家に必要な農地の広さは? 私が考えたところで、どうなるものでもありませんが、そこはそれ愚者故に思い巡らすときもあります。 先ず、手始めの質問です。 Q1.親子4人に祖父母を加えた家族6人が今日の日本人の平均的生活を営むには、どれ程の農地を必要としますか。 営農地域、栽培品目などは特殊でないことが好ましいですが、答え易い条件下で結構です。 Q2.今日の専業農家の耕地面積は、いかほどですか。統計がありそうなものですが見つけられません。新書版程度ならば書籍の紹介でも結構です。 よろしくお願いします。
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逆に質問です。 >親子4人に祖父母を加えた家族6人が今日の日本人の平均的生活を営むには、どれ程の農地を必要としますか。 >営農地域、栽培品目などは特殊でないことが好ましい 1.先ず貴方が考えてる平均的生活をおくるのにはいくらの所得が必要だと思ってますか? 2.何を作りたいのか、米だけか・路地野菜を作るのか・ハウス野菜など施設を使うのか? 3.労働力は貴方ひとりか、奥さんと2人でやるのか、子供も卒業しているから4人でするのか? >今日の専業農家の耕地面積は、いかほどですか 何を作ってるかによって面積は違ってきますし、全て自分の農地ですむか借地して作ってるかでも面積が変わります。 その回答で面積は違ってきます 仮に米だけで所得を得たいと思うなら(全て借地・機械も中古品で揃える) それだと20ha以上は必要だと思います。 (奥さんも機械操作を貴方と同等にでき、播種・田植え・収穫時期などには臨時雇用をして労働力を確保したと仮定) 仮に路地野菜なら(全て借地・機械も中古品で揃える) それだと3ha以上は必要だと思います。 (奥さんも・・・)+価格暴落しないで
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- kingwel
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こんにちは 確かに皆さんが言っているように面積だけの問題ではないと思います。いかに売れるかが重要です たしかに数字で見れば稲作ならば、20haではなくても15haほどあれば最小限、大丈夫だと思います。だいたいお米60kgを1万円として、1反から得られるがだいたい7俵くらいなので、ただ実際には減反や税金などがあるので注意が必要ですけどね http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa04/2-1.htmlの表5ですが、702.6万円の上乗せ金額ですが、普通の生活して200万ほど残ると仮定すると、規模によりますが、0~300万程度、機械購入時などは、400万~1000万程度位必要になってきます。大規模となると最低でも500万円程は必要ではないでしょうか? 簡単な例で稲作でしたら雇用者を雇う必要はないと思います3、4人ほどいれば十分です 田植えの時期なら(トラクター(代かき)、田植え機(田植え)、トラック(運搬)、(トラック))3 4人 稲刈りの時期なら(コンバイン(稲刈り)、トラック2台(運搬))3人 日本農業の大規模化ですが、私は、あまり賛同出来ません。 日本の場合、北海道を除いて、小規模、大規模どちらも効率が悪いと思います。農業大国のアメリカやオーストラリアのように、都市部は都市部、ホームタウンはホームタウン 農地は農地ときっぱり別れては、いないですよね。日本の場合、特に本州ですとホームタウンと農地が混同しているように思えます。 また他の国とくらべて、人口密度が高い事や発達した鉄道網や幹線道路もあるわけですから、昔は農地だった場所も駅周辺では宅地開発が進み、駅から離れた所にだけ農地が残り、水田が1か所にかたまっておらず疎らになっているのも現状です。ですから、生産性は低いが、近くに水田がある小規模農家と生産性は高いが、田畑の移動距離が長い大規模農家といった感じです。また大型トラクターが走行できる環境では、ないということも挙げられます。大きな車体の上に最高速度が35km/hしか出すことしか出来ないので、町の中の走行、横断や幹線道路の走行、車の多い道の走行、狭い農道の走行に不向きということもあり規模拡大できない1つの原因ではないでしょうか そして山間部も多く、そういった場所は棚田だったり作付面積が狭かったりするので、小規模農家しか出来ないという田畑もあります。 そして、そういった条件の悪い田畑が小規模農家にも大規模農家にも見放されて荒れ地になるというのにも理由がつきます。 また規模拡大化によって野菜などの生産が減ってしまう可能性もありますURLの地域・経営耕地規模別収支(販売農家1戸当たり平均)参考していただくと分かると思うのですが、規模拡大によって、もっとも増えるのは稲作や畜産だけで野菜は余り増えてませんよね、むしろ小規模農家の方が稲作より野菜の割合が大きいです。二毛作などして春~秋にお米作り秋~春にかけてネギなどを野菜を水田で作る小規模農家の方もいらっしゃいます そういう方もいなくなると野菜の生産が減るのは目に見えてますよね 野菜は手間がかかるうえに機械で収穫出来ないこともあって大規模化してもあまり増えないのが事実です 稲作や畜産だけ増えてすべてが解決したとはいいがたいです。むしろ大規模化したら野菜をどう増やすかが課題になるでしょうね(笑) ですから日本の場合、規模拡大化しても効果はそんなに望めないと思いますよ。稲作だけで輸出できる作物がほとんどないわけですから、海外と張り合うのは厳しいと思います。 私は規模拡大より、手に負える範囲で二毛作や三圃式農業に力を入れて異なった作物を少しでも多く生産したほうがいいと思います。自給率が極端に低い作物もありますしね。
お礼
都市生活者には気づかない角度からのご意見で勉強になりました。都市生活者にとっての農家は家作や駐車場の経営で潤っていて、住まいも<ウサギ小屋>でなく羨ましい存在でしかありません。 ご紹介下さったURLの7-5の http://www.stat.go.jp/data/nihon/07.htm ここからは傾向として、耕地面積と総所得は相関していることが窺えます。ご意見からすると、どうやら耕地面積が広い農家は米作と畜産に偏っているらしいと判断しました。米作と畜産以外のことも考えなくてはならないのは、よく分かります。 昔は水田でも裏作を行っていたそうですが、今は見ません。規模を拡大しただけでは、問題は解決しないのが分かりました。 有り難うございました。
- ygc322
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米を例に取ってみます。 ざっくりとした計算ですが JA出荷の生産者米価を15000円/60キロ 一反あたりの収量を8俵 とした場合 700万円余を得るには、ざっと6ha必要です。 6haで稲作をするには、機械代(新品で)が2~3000万円くらい必要だと思われます。 (作業のやり方などによって変わります) 作業場や車庫、倉庫なども必要です。 機械が10年使えるとして、1年あたり300万円+作業場代など これを得るためには、さらに約3ha必要 3haも増えると、さらに大きな(価格の高い)機械が必要になります。 すると、さらに面積を増やさなければなりません。 肥料、農薬、燃料、機械の修理代などを考えると、さらに面積を増やさなければなりません。 こうなると家族だけでは大変ですので、さらに・・・ また、転作が約40%ありますので、米を作らない田んぼも必要です。 20ha以上ともなると、機械設備も大がかりなものが必要です。 借金をすれば利子負担も。 このような状況ですから、みんな四苦八苦しているわけです。 他の人と同じ事をやっていたり、JAに出荷しているようでは厳しいと思います。 付加価値を付けたり、作物を選んだりして少しでも高く売れるように努力しているのです。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071102/139544/ 面積の問題ではないと思います。
お礼
終わりの4行について 言わんとするところは分かります。農家の創意、工夫が必要なのは当然として、それにしても農政が規模拡大へと誘導しないと解決しない気がします。是非は私には判りません。 有り難うございました。
お礼
米作で20ha以上、路地野菜で3ha以上必要だとは、びっくりしました。 http://homepage3.nifty.com/yoshihito/nouchi.htm ここの2に、「その村に住む 在村地主 の場合には、貸付地のうち 内地では 1町歩( = 1 ヘクタール、ha )、北海道では 4町歩 までの土地の保有を認め、それ以外のすべての貸付地。」を解放したとあります。 これからすると本州以南では1ha以下、北海道でも4ha以下の農家しか存在しないことになります(その後、買い増しした人が少しは居るか?)。専業では北海道の路地野菜栽培農家しか平均的生活ができないというのには、驚きです。戦後の農地解放が無茶苦茶だったことになります。何十年計画かで無理なく、兼業農家の耕地を専業農家へ纏める誘導策が必要らしいと思いました。 有り難うございました。 順序が逆になりましたが、お尋ねの件にお答えします。 1. 平均的生活を送るためには如何ほどの所得が必要か、見当がつくなら質問しません。農事には暗いので、先ず農家の側に立つ発言を聞こうという訳です。贅沢を言ってもらっても困るし、忍耐を要求することもできません。国民の平均に沿う生活ができれば良しとするのが妥当だろうという考えです。 一つの指標として、これがあります。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa04/2-1.html 「表5」に平成15年の児童のいる世帯で702.6万円とあります。ここには勤め人が相当数入っていると想像します。農家の場合、機械類や肥料などの元手が要るので702.6万円に何がしかの上積みするのが妥当だと考えます。上積み額の見当はつきません。 2. 答え易い条件下で結構です。お答えのように、米作の場合でも結構です。 3. 若主人が主力、夫人と祖父母が補助的労働力、子どもは臨時の手伝い程度と考えています。但し、これでは到底無理だという事情があれば従業員を雇用しなければなりません。