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プラレール(トーマス)で、モータは何両目につけると駆動効率が良くなるの
プラレール(トーマス)で、モータは何両目につけると駆動効率が良くなるのか? タカラトミーのプラレールには種々の車両がある。トーマスは3両編成であるが、1両目にモータと乾電池が入っている。一方、ゴードンは3両編成であるが、1両目にモータ、2両目に乾電池が入っている。各々を質点系としてモデル化し、いずれが駆動に有利か議論せよ。ちなみに、車両は軽くできており、質量の大部分は乾電池とモータが担っている。 という問題なのですが、さっぱり分かりません。 車両を引っ張るか、車両を押すかによって効率が変わるんですか? よろしくお願いします。
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この質問ではトーマスもゴードンも一両目が機関車で、 トーマスは機関車にモータと乾電池を積んでいて、 ゴードンは機関車にモータだけを積んでいて、牽引される 2両目に乾電池が積まれていると理解します。 つまり、両方とも先頭の機関車が残り2両を引いている訳です。 この場合、次のような回答が可能です。 モータの重量をm1、乾電池の重量をm2とし、 第1両目とレールの摩擦係数をf1、 第2両目とレールの摩擦係数をf2とします。 連結された、総重量m1+m2の列車が速度vで動くためには 摩擦力以上の力が必要です。 トーマスでは (m1+m2)dv/dt>=f1(m1+m2) ゴードンでは (m1+m2)dv/dt>=f1*m1+f2*m2 となります。(dv/dtは加速度。) 仮にf1=f2=fとすると f1(m1+m2)=f(m1+m2) f1*m1+f2*m2=f(m1+m2) で トーマスもゴードンも同じです。 しかし列車では、機関車は滑り摩擦で動き、引かれる車両は 転がり摩擦で動きます。つまりf1>f2なのです。 滑り摩擦係数は転がり摩擦より一桁大きいと言われていますから、 試しにf1=10f2と置いてみます。 そうすると、 トーマスの右辺は 10f2(m1+m2) ゴードンの右辺は 10f2(m1+m2/10)となります。 m1+m2>m1+m2/10ですから、トーマスの方が大きな 力を必要とする。つまり不利です。 (摩擦力の差が機関車がそれより遥かに重い貨車を引くことが できる理由です。) これ以外の考え方も有るかも知れません、楽しい課題です。
補足
トーマスとゴードンの各車両ごとに運動方程式を立て、それら3つの式を連立させ加速度について解き、トーマスとゴードンの加速度どちらが大きか、という問題でした。 例えばモータの質量をm1、電池をm2、車両をm、車両1と車両2の張力をT1、車両2と車両3の張力をT2とすると、トーマスは 1、(m+m1+m2){(d^2)x/d(t^2)}=μ(m+m1+m2)g-T1 2、m{(d^2)x/d(t^2)}=T1-T2 3、{(d^2)x/d(t^2)}=T2 同じくゴードンについても式を立て、加速度を求め、加速度が大きい方が有利。ということです。 トーマスが有利という結果になりました。 実際にもトーマスの方が有利なようです。 回答ありがとうございましいた。