• ベストアンサー

エンドルフィン?って出せるんですか?

エンドルフィン?って出せるんですか? カテ違いだったらすみません。 某漫画雑誌の漫画にて脳の麻薬物質?としてエンドルフィンを自分で出す場面がありました。 あくまで私の認識ですが、すごい腹がたってるときとか長時間走ってるときとかに、 体が全然疲れない状態⇒エンドルフィンが多量に分泌されているというものです。 もしこれを自由に出せるようになればいろんな面でメリットがあると思うのですが、 自分で出すのは可能なのでしょうか。 またできるとすれば、どのようにすればできるでしょうか。 くだらない質問かもしれませんが、よろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.3

こんにちは。 「BE(β-エンドルフィン)」といいますのは「神経伝達物質」なのですが、その働きがモルヒネに似ているので別名「脳内麻薬」などと呼ばれています。 BEが脳内に分泌されると疲れないというのは間違いです。厳密には、「疲れても止められなくなる」ということです。これは、身体には決して良いことではありません。 このようなときのBEは身体の疲労に対して「鎮痛作用」として分泌され、同時に脳内に「理由のない幸福感」をもたらします。つまり、嬉しくないのに嬉しくなるのです。このため、疲れてもやり続けたくなります。これが脳内麻薬と呼ばれるもうひとつの理由です。 鎮痛作用といいますのは神経を麻痺させるのと同じことですから、実際に疲れも感じなくなります。ですが、疲れているのは間違いないのですから、体力が尽きればぶっ倒れます。 脳内に幸福感が発生するのは、BEが報酬系回路に分泌される「DA(ドーパミン)」の抑制を強制的に解除してしまうからです。 報酬系といいますのは嬉しいことがあったときに反応する回路であり、普段、DAの分泌は抑制されています。BEがこの抑制を解除しますと、報酬回路にDAが分泌され、嬉しいことがなくても幸福感が発生してしまいます。 陸上選手などが体験する「ランナーズ・ハイ」といいますのは極度の運動によるものと考えられていますが、テニスやジョギングなどでもBEは分泌されます。このため、疲れているけど楽しいというのは日常に幾らでも体験することです。ですが、幾ら脳内麻薬といいましても、この程度で意識が奪われてしまうということはありませんので、休憩しようと思えばちゃんと中止できます。また、テニスやゴルフなんてのは基本的に楽しいですから、多少疲れてもついついやり過ぎてしまうことがあります。果たして、次の日がたいへんです。 これは自律反応ですから、自分の意思でBEを分泌させることはできません。只今述べましたように、身体に負担を掛ければ鎮痛作用として分泌されます。ですが、怒ったときに分泌されるということはまずありません。この他に、「カプサイシン(唐辛子)」で分泌させることができますし、アロマ・セラピーでも可能かも知れません。 身体の負担によるものは「内的刺激分泌」 味覚や嗅覚によるものは「外的刺激分泌」です。 「刺激分泌」といいますのは、身体内外に発生した変化に応じて発生する自律反応です。従いまして、何の変化も発生していないのに必要のないBEを分泌させますと、逆に身体の自律調整を崩してしまうことになります。 疲れても止めないというのであるならば、試験勉強のとき役に立つかも知れません。ですが、テニスやゴルフとは違い、苦手な教科にやる気を出させようとするならば、少々のBEではちょっと無理です。 では、脳内に多量のBEが継続的に分泌されますと、これはやる気と言いますよりは「凶暴性」や「執着性」といった傾向となって現れます。つまり、無我夢中でひとつのことをやり続けるのです。そして、やっていないと不安になり、これが続きますと、ほぼ間違いなく「依存症」ということになります。 このようなものは身体の働きを調節するためのものであり、必要のないときに分泌させても特に良いことはないですね。 これから夏ですよね。「辛子明太子」はお好きですか。 塩分が不足しますと身体がしゃんとしません。それから、唐辛子のカプサイシンがBEを分泌させ、免疫力を高めます。夏バテには辛子明太子がお勧めです。

その他の回答 (2)

  • temtem1
  • ベストアンサー率40% (106/260)
回答No.2

そのマンガが何か見当は付きますが、あれはあくまでマンガです。 その作者さんの記述は生物学的には間違いだらけです。あくまでマンガだから許される話です。 実際は恐らくはあり得ない現象ですし、エンドルフィンが出たからと言って超人的な能力を発揮できるものではないですよ。 それにエンドルフィンにも毒性はあります。それもかなり強力な。 脳内物質といえども、麻薬と性質はよく似てますし、むしろもともとの体内物質である分、深く脳内環境を崩しますから、精神異常や最悪、死亡する可能性もあります。 もともと脳内の物質であるエンドルフィンに毒性があると聞くとおかしいように思うかもしれませんが、脳内物質だからこそ、それに対する防御機能もないから厄介です。 人間の体は非常に精密に制御されています。そのため、体内物質がほんの少しバランスを崩しただけで、健康を害します。 躁鬱病などの精神病などは脳内物質の分泌機能の異常によって起こります。 エンドルフィンを含めて、脳内の各種分泌物は極めて少量で適正に機能するようになってます。 仮に自分でエンドルフィンを出せるようになったからと言って自分の意識で出していたら元々の脳内に秘められていたエンドルフィン調節機能が狂います。 例えば、機械には機械油をさすことで適正に動きますが、じゃあ機械全体に機械油をぶっかけたら機械は壊れますよね。 それと同じです。 メリットよりもデメリットのほうが多すぎます。 マンガはマンガとして、現実と混同しないようにしましょう。

noname#160321
noname#160321
回答No.1

一体、どんなエンドルフィンがあり、どの様な効果があるか完全には分かっていません。というかほとんど分かっていないかも。 その状態で、特定のエンドルフィンを強制的に増やしたら……思っただけでも恐ろしい。