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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:皆さんのオススメの本を教えて下さい。)

オススメの本は?

このQ&Aのポイント
  • 最近ヘルマン=ヘッセの本にはまっています。特に友情を通して自己内面を深めていくというテーマに興味を持ちました。
  • 私が好きな本には、赤と黒(スタンダール)、朗読者(シュリンク)、眠れる美女(川端)などがあります。
  • 道徳や自己の生き方を掘り下げた本が読みたいですが、殺人やミステリー、難病との闘い、救いが求められないものは避けたいです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • cyototu
  • ベストアンサー率28% (393/1368)
回答No.5

>もしか気が向いたときにでもcyototuさんがヒルティをどんな風に感じてるのかを教えてもらえると嬉しいです。 私も『眠れぬ夜のために』は眠くなる本の代表でした。だから、この本は読み切れていないどころか、ほんの数節読んで投げ出しました。しかし、『幸福論』(岩波文庫)は面白かったです。そこの読書に関する章は大変参考になりました。また、「良いことをするのに一々考えているようでは駄目だ。何も考えずに良いことが出来るように、それを自分の習慣にしてしまわなくては駄目だ」と書いてあったことも目から鱗でした。彼の引いた例では、「痛々しい物乞いにお金をやるかどうかをその度に考えていては駄目だ、一々何も考えずに小銭を上げるような習慣になっていなくては駄目だ」というものでした。まあ、このことに関しては時代というのも関係ありますので、お金を恵むことが良いことかどうかは私は判断出来ませんが、それでも彼の言っていることに説得力が在りました。また、その本に書いてあるエピクテトスの一連の語録も大変参考になりました。だから、そちらの本を読むと良いと思います。しかし、私は全てが面白かった訳ではないので、読み飛ばした部分はいっぱい在ります。ヒルティの本には斑があり、名著と言われているにも拘らず、私が読みきれなかった珍しい本です。 さて、質問者さんは歴史物でたじろいているようですが、思い切って、ヘロドトスの『歴史』(岩波文庫)を読んでご覧なさい。始めの20~30頁は面白くなくても、その先を読んで行くと、今度は止められなくなってしまいますよ。自分の裸を秘かに自分の家来に見せた王に対する、そのお妃の仕返しから話が始まって行きます。もし100頁ぐらい読んでも面白くなかったら、多分貴方には早過ぎたということで、もう数年待っていろいろな人生の経験をしてから戻ってくれば良い。きちっと物事が考えられるようになってこの本が面白くない人は、先ず居ませんから。2千5百年に渡って残って来たにはそれだけの理由があるのです。この本は、超真面目な話から、王様の寝屋の秘密や陰謀や拷問など、有りとあらゆることが書いてあります。そして大事なことは、今の若い方が考えているようなことの殆ど全てが、すでに2千5百年以上も前に考え尽くされていることを教えてくれるところにあります。実はそんなことは、人間40にもなると人から教わらなくても誰でも分かるようになるのですが、どういうわけか、その歳になるまでは殆どの人はそれに気付かないようです。そう言う意味でヘロドトスは若い人の必読の書なのです。若いうちにその事実を知っている人と知らない人とでは、人生の楽しみ方が全然違ったものになりますので、40前に是非読んでおいて下さい。 また、モンテーニュの『随想録』(岩波文庫)も、超高尚から超下ねたまで人間のあらゆる行いをまな板に上げて、いろいろ書いてあります。さらに、この本は、西洋人の基本的な教養がどこから出て来ているのか、そのネタ明かしをしてくれるので、西洋の古典で次ぎにどの本を読めば良いかを教えてくれるという意味で、西洋物の古典の絶好の入門編です。 私はどちらかと言うと、若い時には西洋物の名著を沢山読んでおくことを、お勧めします。勿論翻訳で構いません。そのような習慣を続けて行くと、不思議なことに日本人なら何方でも40過ぎ頃から、もう西洋は良い、日本はどうなんだ、そして私は誰なんだ、ということに興味を持ってくるようになるらしいです。私は若い頃、読書に関する座談会物を読んだときにそんなことが書いてあって、理解出来ず不思議に思っていました。ところが、私も後になってそのことを経験したのには驚きました。だから、日本の古典の名著は40過ぎになってから読めば良いというのが、私の独断と偏見からの意見です。 しかし、その時には条件が在ります。日本人なら日本語の古典を現代語訳でなく、原文で読んで下さい。その時のコツは、日本の古文を日本語だと思わずに、外国語だと思いながら読むこと。そうすれば、こんな易しい外国語は在りませんよ。そして、読む順もいきなり平安時代などに飛ばずに、明治当たりから順に古い時代に遡って行けば良い。明治の言葉は殆ど今の言葉と同じですし、江戸の言葉は明治の言葉と殆ど同じですから、順に辿って行けば、古文なんてすらすら読めるようになりますよ。 外国物を翻訳で読むことに恥を感じる必要はありあせんが、自分たちの先人の書いた日本語が読めないのは、自分を作って来た文化を理解出来ないと言っているようなもので、大変な恥ですよね。 先は長いですが、読書三昧をしながら、人間て何なんだ、自分はどこから来たのだ、そして自分て何なんだということを知る喜びを味わいながら人生を謳歌して下さい。

giddy_00
質問者

お礼

再びの回答ありがとうございます。 cyototuさんは大変親切で優しい方ですね。 貴重な知識を分けて下さり、ありがとうございます。 本も素敵なのですが、 それよりもっと、 こんな風に見ず知らずの人間に 親切にこたえてくださる方って なんて素敵でありがたい存在なんだろうと感動しています。 大海原で救命ボートを見つけたような気持ちになりました。 cyototuさんが話してくれると、 ヒルティの幸福論も楽しく読めそうな錯覚になってしまいます。 (動物みたいな私が楽しめるとは到底思えないのに…不思議。) 「歴史」もとても面白そうです。 是非100Pまで試してみたいと思いました。 (動物的な自分に打ち勝つことができますように…) 回答してくださった皆さんへ。 見ず知らずの私にこたえてくださり、 本当にありがたいです。 オススメしてくださった本の後ろには、 私の質問にこたえてくださる心優しい心の人たちがいることを思い、 少しでも人間に近づけるよう心強い気持ちで読書したいと思います。 今日は日曜日ですので図書館で過ごそうと思います。 ありがとうございましたmm

その他の回答 (5)

  • cyototu
  • ベストアンサー率28% (393/1368)
回答No.6

書き忘れたことがありますので、添えておきます。 質問者さんが挙げた本の中で『若き詩人への手紙』と『若き女性への手紙』だけがノンフィクション物ですね。私の言うノンフィクション物というのは、そのような名著のことです。これらの本を楽しむことが出来たのなら、貴方は幾らでもノンフィクション物の名著を楽しむことが出来ると思いますよ。

giddy_00
質問者

お礼

励ましの心、ありがとうございます!mm

noname#196940
noname#196940
回答No.4

私が学生時代読んだ作家の本を中心にあげてみます。今の若い方にはあまり馴染みのない作家もいると思いますが、メジャーな小説はかなり読まれているようですから。 遠藤周作「深い河」「沈黙」「侍」「わたしが・棄てた・女」など 三浦綾子「氷点」「塩狩峠」など 辻邦生「背教者ユリアヌス」「春の戴冠」「ある生涯の七つの場所」など 福永武彦「死の島」など 加賀乙彦 ケストナー「飛ぶ教室」(岩波少年文庫)など

giddy_00
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 遠藤周作は教科書で「海と毒薬」をやって以来、 避けていました。 これを機会に読んでみようと思います。 「氷点」はテレビドラマの印象が強くて、 本のイメージが全然ありませんでした。 是非読んでみたいと思いました。 「塩狩峠」は、自分の故郷近くで起きた事故のため、 なんとなく身近な不幸から目を背けたい気持ちで 避けていました。 なんとか読んでみたいと思います。 「背教者ユリアヌス」は、あらすじを見て とても興味を持ちました。 福永武彦は「草の花」しか読んだことがありません。 なので、なんといいますか、 青春小説なせいか、 読んでて恥ずかしい気持ちにさせられる作家さんのイメージといいますか… でも「死の島」も是非読んでみたいと思います。 「飛ぶ教室」は必ず読んでみたいと思います。 たくさんのオススメありがとうございました。 とても嬉しいですmm

  • cyototu
  • ベストアンサー率28% (393/1368)
回答No.3

ここは文学欄ですから、文学に最も関係する回答を書くことにしましょう。 質問者さんはヒルテという方をご存知ですか。彼の書いた『幸福論』と『眠られぬ夜のために』は特に有名で、岩波文庫で読むことが出来ます。彼は19世紀後半のスイスの法学者、哲学者、政治家、そしてキリスト者でした。彼は『幸福論』の中の読書論で、次のように論じておりました。文学作品は、束の間の刹那的な享楽を得るための娯楽として以外に、原則的に読むな。人間の残した本の中には、所詮一個の人間が自分の頭で作り上げた小説類などのフィクションよりも遥かに奥深い、ノンフィクションがある。短い命、それを知らずに死んでしまうのは勿体ない。だから、文学作品は時間つぶしの娯楽として読むようにしなさい、とのことでした。 私はある学問分野の専門家なのですが、どんな寄与でも、自分の頭で前もって予測の出来るようなもので本当に凄い寄与というのは在りません。本当に凄いものは、研究の中で副産物として全くの予想外に出て来ます。それは成り行きで出て来るのであり、従って、前もって誰にも予測がつかなかったからこそ説得力があり、そしてまた、皆が評価するのです。 ところで、小説家って、自分で前もって何を書こうとしているのか判っていなかったら、何も書けませんよね。そんな程度の事で人間を説得できるなんて、随分人間を馬鹿にしていると思いませんか。 さあ文学好きの皆さん、ヒルティにどう反論するのでしょうか。 もし気が向いたら、フィクションばかりでなく、ヘロドトスやツキジデスやプルタークやタキトゥス、あるいは史記などの歴史書、さらにモンテーニュやマキュアベリなども読んでみたら如何でしょうか。新しい世界が見付かるかもしれませんよ。

giddy_00
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「眠られぬ夜のために第一部」は持っていますが 残念ながら本棚の肥やしになってます…。 トルストイの民話集のように 物語のある話がないせいか、 私には難しくてたまりません。 「言うは易し行うは難しなんだろうなぁ、へぇ」となり、 ひどいことに、 30秒後には何が書いてあったのだか サッパリ思い出せない有様です。 しかも今、ページをめくっていると、眠くなってきました。 ある意味タイトル通り まさに「眠られぬ夜にのために」だな、と思いました。 慎みのない卑しい頭で申し訳ないです。 そのほかのオススメもありがとうございます。 年代物の歴史書、哲学書にたじろぐばかりですが、 死ぬまでには一度は読んでみたいなぁ、と思いました。 文学的なことを何も論じられなくてすみません。 文学カテゴリに書くべきではなかったのかなぁ、と 少々の申し訳なさを感じております。 もしか気が向いたときにでもcyototuさんが ヒルティをどんな風に感じてるのかを教えてもらえると嬉しいです。 どうもありがとうございましたmm

回答No.2

山本周五郎の『さぶ』 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4758434654.html 大崎善生『聖の青春』ノンフィクション http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062734249.html 難病との闘いですが、命がけで将棋に打ち込む姿とか、師弟愛やライバルとの関係など胸が熱くなります。

giddy_00
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「さぶ」 そのタイトルのおかげでゲイ雑誌の「さぶ」を連想してしまい(?)、 なぜかついついなんとなく読んでませんでした(なんてバカな自分!) 是非読んでみようと思います。 「聖の青春」 師弟愛、いいですね、とてもぐっときます。 闘病、とあるのでへっぴり腰になっていますが、 是非チェックしてみようと思います。 どうもありがとうございましたmm

  • tanasoda
  • ベストアンサー率50% (4/8)
回答No.1

今読んでいる最中なので恐縮なのですが、読んでいて大変面白いのでオススメさせていただきます。 アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」です。 有名なのですでによんでいらっしゃったら申し訳ありません。 7巻までという大作なので大変かもしれませんが 図書館にもおそらくあると思いますのでぜひ。 あとこれは児童書なのですが 風野 潮の「ビート・キッズ(Beat Kids)」もオススメです。 小学校の図書館で何度も借りて結局本屋で買ったぐらい好きな本です。 児童書なのでお探しのものとは違うと思いますが、大人になった今でもいいなと思えます。 関西弁が苦手でなかったらぜひ。 どちらもご希望の本ではないかもしれませんがちょっと読んでみてもいいかなと思っていただければ幸いです。

giddy_00
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 今まで「巌窟王」は、その長さに怖じ気づいて避けていました。 今回オススメしてもらえたのは、何かの縁だと感じました。 読んでみよう!と思います。 「ビート・キッズ」 児童書でも絵本でも、 オススメしてくださるのなら是非読んでみようと思います。 どうもありがとうございましたmm

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