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ナイチンゲールと赤十字運動
ナイチンゲールと赤十字運動 ナイチンゲールが赤十字運動にかかわらなかったという話を聞きましたが、ナイチンゲールの看護というのは特に戦争とは関係がなかったということなのでしょうか。実際ナイチンゲールは敵の負傷兵には関心を持っていなかったのでしょうか。
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思想性に違いから同志ではなかった、と考えるべきでしょう。 簡単にいえば、ナイチンゲールは、篤志・ボランティア的な活動に過ぎない赤十字運動とは異なり、 看護のプロ・専門家として一線を置いていた部分がある、とも言われます。 簡単にいえば、看護のプロの道を進む、職業人であるナイチンゲールは、看護の世界だけに執着するに過ぎず、彼女自身は最後まで看護職の世界だけで生きています。 赤十字は、その奉仕の心、篤志の心から、人道的活動まで対象を広げています。 ナイチンゲールからすれば、職業人としての看護婦の地位にこそ意味があるのであって、篤志家などのような献身・自己犠牲的な宗教背景をベースにされる行為とは一緒にしたくないわけです。 早い話が、プロ意識を前提にするナイチンゲールと、広義で非営利で社会起業な赤十字と一緒にされたくなかったと思われます。 同じような趣旨の意見は、マザーテレサも指摘していますが、分からなくもない話だと思います。 ちなみに、負傷兵に関心があったというのではなく、怪我人であることに看護対象・救済対象としての関心があっただけでしょう。そこに敵味方があったか?は不明ですが、おそらく再び戦火を交えようとする兵士を見て、自分の行為の不毛さを感じたことでしょう。 最終的には、広告塔になりますが、彼女はその広告塔のような地位を上手に政治利用して、今日の医学と看護の関係を創造したと言えそうです。
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- Tacosan
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国際赤十字を創設したのはアンリ・デュナン. ナイチンゲールがクリミヤ戦争のときにいろいろやったことは事実ですが, 赤十字とは無関係です.
お礼
ご回答ありがとうございます。関係がなかったというのは意外な感じもいたします。
お礼
明快なご教示に感謝申し上げます。素人ながらナイチンゲールは、心より体を対象としていたように感じました。彼女の視点は看護より医学というような感じがしました。「鬼手仏心」の鬼手しかなかったように思いました。