- ベストアンサー
Dynamic Translations: Enhancing Language
- Dynamic translations have greatly enhanced language, according to Sakaiya.
- However, Sakaiya counters that the original Japanese translation for "computer" created an inaccurate image.
- "Electric brain" is a more apt translation in Chinese.
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
先の順から答えて、No.1の方の回答を拝見しサカイヤ氏は堺屋太一氏だったのか気付きました。 「堺屋は、このようなダイナミックな翻訳は言葉を豊かなものとする。 しかし、「コンピュータ」の当初の日本語訳「電子計算機」は、不正確なイメージを与えるが、 中国バージョンでは『電脳』とより適切に表されている。 これは日本と中国でコンピュータの訳語が普及した時代を考えると堺屋氏のこの意見は説得力が有りません。 日本ではまだ手動計算機が広く使われていた頃に「驚くほど高速」な「電子」計算機が「電子計算機」と 訳されました。そのころ「電脳」と訳したら、馬鹿か?と言われたでしょう。 中国では「電子計算機」はAI「人工知能」を持つ最近になって広く普及し、したがって「電脳」が 訳語成立の頃の計算機にはより適した表現になっていたのです。 日本ではこの変化は「電子計算機」→「コンピュータ」として対応していますが、「コンピュータ」は そもそも「計数器・計算機」ですから変な話です。
その他の回答 (2)
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
#1です。 ここには、(1)翻訳の問題と、(2)著者の意見の問題と、二つあります。(2)については、既に前回のご質問への回答で触れましたので、ここでは(1)に搾ります。いわば「もの」と「名前」の問題です。 electronic computer という「もの」は1940年代中頃からありました。日本では、1952年に通商産業省工業技術院電気試験所で、開発がはじまり、名前は「電子計算機」です。 最初の、第1世代のコンピュータは、真空管を使ったもので、ちょっとした建物の一階を一杯にするくらいの大きさがありました、堺屋太一氏が東大の学生だった頃は、この第1世代が終わり、1959年から64年にかけての、トランジスターを使う第2世代に移るころです。このあたり下記に情報があります。 http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF/ 『男はつらいよ』寅さんの第一作で、妹の桜さんの職業は「キーパン(チャー)」です。すなわち入力がパンチしたカードの時代、1969年です。まだまだ個人の机の上に置ける大きさではありません。 電子式卓上計算機が「電卓」という言葉になって登場するのは1979年です。パーソナルコンピュータが「パソコン」になるのも1970年代の後半です。 コンピュータを「電卓」と訳しても、著者の原意ではないと思います。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
これは、以前「ベストアンサー」が決まった文ですね。 そのベストアンサーには the original Japanese translation for "computer"(expressed as "electric calculator") の所が「電子式卓上計算機」と訳されていました。ご質問では「電卓」になっています。 この文の著者、池口小太郎(通称、堺屋太一)は、東大工学部から経済学部に転じた、もと官僚で、経済企画庁長官を勤めた人ですから、コンピュータを「電卓」や「電子式卓上計算機」と混同することはないと思います。 僕はこう訳します。 「堺屋は、このようなダイナミックな翻訳は言葉を強めるという。しかし、「コンピュータ」の最初の日本語訳「電子計算機」は、間違った印象を与え、中国の『電脳』はより正確な表現だという。」