- ベストアンサー
下記の文章の内容と意味がよく分かりませんので、どなたか教えてくださいま
下記の文章の内容と意味がよく分かりませんので、どなたか教えてくださいませんか。 「七、国語ニくノ発音アリテんノ発音ナク通例んト記シテくト発音スルモノゝ如シ、此ノ場合ハイカニ定メオクベキカ」→「国語在来ノ慣例ニ従ヒ総ベテン字ヲ用ウルコトニ決ス」(「国語教授研究会」『台湾総督府国語学校校友会雑誌』第一号、p72-p78) 「くノ発音アリテんノ発音ナク通例んト記シテくト発音スル」とはどういうことですか。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
これは全くの憶測ですから、間違っているかも知れません。 1。まずこの文の意味ですが 「日本語には「く」の発音はあるが「ん」の発音は無い、普通「ん」と書いて「く」と発音するようだ。この場合はどのように決めたらいいか」。「日本語在来の習慣に従って「ン」の字を使うことに決めた。」 ということですね。 2。次にこの文が『台湾総督府国語学校交友会雑誌』の最初の号に出ているということを考えなければならないと思います。交友会の主な目的は、卒業後の交流、すなわち大切なものは「名簿」でしょう。メンバーは台湾の人々です。 3。中国語にあって日本語に無い区別は、語尾の ng と n の違いです。 4。もうひとつ。日本語の公文書では、濁点を書かない慣習がありました。今の「ぐ」を「く」とかいたり、「何何すべし」というのを「何何スヘシ」と書くのはその例です。 5。「日本語には「ng」の発音はあるが「n」の発音は無い、普通「ん」と書いて「ng」と発音するようだ。この場合はどのように決めたらいいか」。「日本語在来の習慣に従って「ン」の字を使うことに決めた。」 「ん」はいつも ng と発音されていた,と言っているようですね。 \
その他の回答 (3)
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
#3です。 例を挙げた方がいいと思って付け加えます。 例えば「日本」の終わりの「ん」です。 「日本男児」というときは n です。 「日本語」というときは ng です。 日本語の先生は「同じ」だと言う、ところが台湾人の耳から言えば「別の」音だ、ここに問題があったのではないかと思います。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
>>ちなみにこれは当時の日本語教師が台湾人に「国語」を教えるに当たり、その程度、範囲ははどうすべきかという会議「国語教授研究会」で提出された問題で、会員たちは全員日本人です。ですから、現代中国語の発音とは関係ないのではないかと思いますが…… ちょっと気になったので私の考えを申し上げます。先生は日本人、生徒は台湾人、とあります。 ですから台湾人とは、おそらく福建語や広東語という「現代の中国語」を話す人だと思います、(台湾総督府がなくなった後は、北京官話が台湾の公用語になっています、下記参照 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE#.E8.A8.80.E8.AA.9E) いずれにせよ(どの中国方言にせよ)生徒の方は,自分たちの言葉には ng と n の区別があるが、日本人の先生の「日本語の発音」には ng と n の区別が無く、二つの間で揺れ動いている、それで、日本語の「ん」はどちらなのですか、と聞いている、それに対する処置が、この文書なのではないかと思います。 日本語ネイティブでも「音声学」の背景の無いの先生たちには、台湾人の生徒の疑問が分からない人が殆どだったのではにでしょうか。
補足
ご親切な回答どうもありがとうございました。 ご参考までに原文をアップロードしました。 http://www.2shared.com/document/343YIyVi/_online.html
- shion0851
- ベストアンサー率48% (342/710)
「くノ発音アリテんノ発音ナク通例んト記シテくト発音スル」 多分ですが、「この発音ありて、『ん』の発音なく、通例『ん』と記して『く』と発音する」という日本語になると思います。 その先の文章を見るに、上記の場合はどのようにきめておくべきか?→慣例に従って「ん」を使うように……という事のようですが。 何を指しているのかは分かりませんが・・・。 ご参考までに
お礼
ご回答ありがとうございました。 「く」の発音があって「ん」の発音はないといっているんですが、 「く」と「ん」はそれぞれどんな発音だったんでしょうね。 で、「ん」と表記して「く」と発音するのはどういうことでしょうね。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ちなみにこれは当時の日本語教師が台湾人に「国語」を教えるに当たり、その程度、範囲ははどうすべきかという会議「国語教授研究会」で提出された問題で、会員たちは全員日本人です。ですから、現代中国語の発音とは関係ないのではないかと思いますが…… しかし、「日本語の公文書では、濁点を書かない慣習」があったというところにヒントがあるのではないでしょうか。 もしかすると、昔の漢文を訓読するときは「く」あるいな「ぐ」と「ん」の間では何か表記上の習慣があったのではと勝手に想像しますが、どうなんでしょうね。
補足
問題解決にはたどりつけませんでしたけど、 貴重なご意見をいただきましてどうもありがとうございました。