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HPLCでアスピリンと内標準液の2つのピーク線を出したのですが、
HPLCでアスピリンと内標準液の2つのピーク線を出したのですが、 理論段数をもとめる場合は両方とも計算するのですか?
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理論段数は、そのカラムと分析対象がどの程度分離されるかという指標です。従って、充填剤と分析対象の相性によって分離されたり、分離されなかったりします。たとえば、充填剤と分析対象(複数成分の混合物)に相互作用が働かなければ、分析対象は、カラムを“す通り”し、すべて同じ保持時間(V0 溶離液でカラム内が置換されるのに必要な時間)になります。 従って、アスピリンで求めた理論段数と内部標準で求めた理論段数が違う値になっても不思議はありません。 アスピリンと内部標準では保持時間が違うはずですから、異なっても不思議はありません。 また、ピークの広がりも違うことも予想されます。 計算は添付したURLを参考にしてください。
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- kasudako
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回答No.2
HPLCではカラムの充填剤と分析対象の相互作用で保持時間(保持容量)が決まります。 従って、アスピリンと内部標準物質の性質が大きく異なれば、理論段数は変わるはずです。 (例えば、ピークがブロードになれば、理論段数は低下します。) 分析対象と内部標準の両方の理論段数を計算する必要があるか?については この結果から、何を言いたいかで決まります。 一般的には、理論段数はそんなに変わらないと思います。 学生実験で何か考察する場合の他は、あまり2通りの理論段数を計算する意味はないと思います。