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HPLCについて質問です
最近HPLCを使い始めたもので、勉強不足で申し訳ありません。 逆相のカラム(ODS)を用いて分離を行っているのですが、ターゲットとしている物質(疎水性が高い)のほかにピークが出ています。このピークは、1分半くらいに見られほとんど分離できていないようです。溶離液を水:アセトニトリル=1:1まで変えて極性をあげてみたのですが、このピークの保持時間はほとんど変化が見られませんでした。カラムはほかにシリカにオクチル基を結合したものしか所有しておりません。この早い保持時間にみられる物質を分離するいい方法はありませんか?溶離液の極性を上げすぎた場合、ターゲットの物質のほうが溶けきれなくなってカラムを駄目にすることなどあるのでしょうか? また、分離の原理のところで疎水性相互作用で分離すると書いてある物と極性の差によって分離すると書いてあるものがあるのですが、極性が高い=親水性と理解してよろしいのでしょうか? ながながとすみません。どうかよろしくお願いいたします。
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ODSカラムは何本使ったか、もう記憶にありませんが、結構タフであったと思います。一度でだめになったことが一回だけありました。新品のカラムを溶離液に置換するとき流量をいきなり早め、ベースラインが安定せず、あきらめたことがありました。 一度、基本の説明をお読みすることをお勧めします。 カラムがだめになると、正常の一本のピークが分裂する現象や(これはもうだめ)、圧力が徐々に上昇していくので解ると思います(圧力あがってきたときは、よく80%のMeOHで洗浄していました。このとき、いっぱい詰まっていたのが出てきます)。 色々試すことで、LCは得意になっていきますよ。
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- witness
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こんばんは.う~ん、1分半ですか….おそらくインジェクションショックではないかと思われますが、そうならば以前に私が回答したものがありますので下記URLを参照にして見て下さい.ちなみに流速はどれくらいでしょうか???もしインジェクションショックで1分半に現れるとすると、結構早い流速と考えられますが….(通常は2~3分に一旦上昇しその後ベースラインより下降するのが主です) 溶離液(移動相)を変えても変化しないという事実からだとインジェクションショックの可能性が大です.また、、極性が高いとは水成分の事ですので=親水性と考えてよいです.逆にヘキサンなどの極性がナイ溶媒を順相と言います.
お礼
大変詳しい説明でとても参考になりました。 溶媒のみによるピークは確認されませんでした。 流速は1ml/minです。説明不足で申し訳ありませんでした。生体による分解試験後のサンプルのため代謝物のピークかもしれないです。
- chemwalkman
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早いリテンションタイムなので、その他考えられることは、ショックピークがあります。 希釈溶媒を溶離液にして注入してみてください。 溶離液の極性を上げすぎると、ターゲットの物質が溶けきれず?、入り口で?詰まることがありますね。 次の分析時、違う溶離液で分析したとき、どどっと出てきた経験があります。カラムは消耗品ですから気にせず酷使してました。。。
お礼
ご回答ありがとうございます。 カラムが詰まるというのは、溶離液をかえれば解消されるものなのでしょうか?一度で駄目になることもあるのでしょうか? またターゲットの物質とカラムがあっていなかった場合、素通りするだけでカラムにはダメージを与えたりしないものなのでしょうか?重ねて質問失礼いたします。
- unya40
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詳しい状況がわかりませんが・・・ この1分半のピークは、インジェクションしたサンプルの溶媒ではないですか?試しにサンプルを溶かしてる溶媒を打ってみてください。そのときに同じピークが出たら、間違いなく違う溶媒によるものであるといえると思います。 なお、「極性が高い=親水性」です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 溶媒のみのインジェクションは行ったことがなかったので、さっそくやってみます。 ありがとうございました。
お礼
たびたびありがとうございました。 カラムは結構丈夫なんですね。 一度HPLCの基本から勉強してみます。 ありがとうございました。