ローマ史・神話などに詳しい方(スエトニウス『ローマ皇帝伝』について)
スエトニウス『ローマ皇帝伝』の第四巻、暴君カリグラの章について質問です(参照岩波文庫『ローマ皇帝伝 下巻』国原吉之助訳)
ローマ帝国第三代皇帝カリグラの話なのですがこの本のP48に
「カリグラは夜は夜で、皓皓たる満月を招き寄せ一晩中抱擁し、月光と共寝をしていた。昼は昼でカピトリウムのユピテル大神とひそかに話を交していた。ときに囁き声でときに明白な言葉で、ときには怒り声すら発したと思うと、今度は相手に向かって聞き耳をたてていた。」
とあり、その後にはカリグラがユピテルに一緒に暮らしてくれと言われたので神君アウグストゥス神殿の上をまたいで橋を架けてパラティウムとカピトリウムを連結させた・・・などとあるのですが
これはカリグラの気が狂っていたということの隠喩なのでしょうか?
宮殿のあるパラティウムとカピトリウムを連結させたのは、神であるユピテルの声を聞いたというカリグラの妄言が原因ということなのですか?
この場合の月とは何なのでしょう?どうか教えてください。お願いします。
お礼
大変、勉強になりました。どうも、有難うございます。