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短歌か俳句だと思うのですが。
短歌か俳句だと思うのですが、まったく原文が思い出せません。 3年程前に父から聞いたのですが、現在は父も覚えていません。 内容は、「せっかく(桜が)満開になったというのに、どうして春の風は心無くも散らしてしまうのだろうか」といったものです。 古典には疎い私ですが、この歌はとても心に残った歌で、この季節になるとふと思い出してしまいます。 情報が少ないですがどなたかご存知ではないでしょうか。 よろしくお願いします。
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第五句に「春の風」が来る全和歌 by新編国歌大観 ☆は内容的に可能性のあるもの。 ☆さくらばな咲きてむなしく散りにけりよしのの山はよし春の風(金槐81) ☆あだにちるほどをもまたで桜花 つらくもさそふ春の風かな(新後撰124) 花はちり香は匂ひくる梅ゆゑに うれしくつらき春の風かな(長法17) ちればうしにほへばうれし梅の花 思ひわづらふ春の風かな(久安百910) なびくとはみゆるものからあをやぎの 枝もならさぬ春の風かな(弘長百62) ☆山桜匂ふさかりを見しものを あらぬつらさの春の風かな(同111) ゆく年のなごりわすれてくむ酒の 酔のまぎれはただ春の風(霞関集688) 塵もゐぬ天つ雲井のかすめるを 朝ぎよめする春の風かな(草根950) ☆花ざかり深山がくれに音はして ちらぬをいとふ春の風かな(同1284) 長閑なる野がひの駒ぞいばふなる 北よりふかぬ春の風にも(閑塵67) ☆にほひのみちらすさかりの花にさへ しづ心なき春の風かな(霊元115) ☆かりにだにあてじとおもふ花ざかり いとふにはゆる春の風かな(師兼千141) 第五句に「春の風」の条件が正しいとすれば、ここに無ければ古歌の範囲では無いでしょう。俳句か近代短歌か・・・。
そうですねぇ、ピッタリでは無いのですが、有名な歌として、 春風は花のあたりをよきてふけ心づからやうつろふと見む(古今85) というのがあります。 「せっかく・・・」みたいな単純な発想は古今の歌っぽいですが、三代集の範囲だとこれぐらいです。 あとは結構マイナーどころで わがための何のあたとか春風のをしむとしれる花をしも吹く(新後拾393) 散る花ををしむにつけて春風の吹きやる方にながめをぞする(長秋218) さくらばな咲きてむなしく散りにけりよしのの山はよし春の風(金槐81) などなど。
お礼
丁寧な返事をありがとうございます。 しかし、残念ですがあげてくださった歌の中にはありませんでした。 せっかく、マイナーな歌まで書いてくださったのに、残念です。 ただ、最後の歌をみて一番最後の句が「春の風」だったことを思い出しました。 それだけでも嬉しいです。ありがとうございます。 返事が遅くなりましてすみませんでした。
- Eivis
- ベストアンサー率29% (1122/3749)
久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらん だと思います。
補足
早速の回答ありがとうございます。 みなさんの早い回答に驚いています。 しかし、残念ですがこの歌ではありません。 下の補足にも書きましたが、「春(の)風」という言葉が入っています。 自分でも調べましたが、見つけることができませんでした。 もしなにか分かりましたらよろしくお願いいたします。
- telescope
- ベストアンサー率54% (1069/1958)
「ひさかたの光のどけき春の日にしづこころなく花の散るらん」(紀友則 古今和歌集) でしょうか? 百人一首にも入っている歌です。
補足
早速の回答ありがとうございます。 残念ですがこの歌ではありません。 改めて、父と話したところ「春風」という言葉が入っていたということです。 この情報からなにか分かりましたら、よろしくお願いいたします。 ありがとうございました。
お礼
sukemasaさん、たびたびありがとうございます。 申し訳ないのですが、ありません・・・ こんなにたくさん調べていただいたのに・・・ いろいろと調べてもらい自分でも探す中で、 語調やおおまかな訳から短歌だと確信しました。 この中にないということは、近代短歌だということなのですね。 自分でもっと調べてみます。 とにかく、ありがとうございます。