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溶解度とは?
溶解度とは? Wikipediaに溶解度の説明として「飽和溶液の濃度である」という記述がありますが、これは正しいのでしょうか。濃度は「(溶質の質量/溶液の質量)×100」ですから「(固体の場合)溶媒100gに溶ける溶質の質量(g)」という定義と食い違う気がします。 それからもうひとつ質問です。固体の「溶解度」と書けば一般に「溶媒100gに溶ける溶質の質量(g)」と認識されるものでしょうか。正式な文書などで溶解度の但し書きは必要になるでしょうか。
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溶解度の説明としては「飽和溶液の」というところだ大事な部分です。 濃度は表し方がいくつかあります。 %濃度であれば全体の質量と溶質の質量で考えます。 溶媒の質量と溶質の質量であらわすこともできます。 全体の体積と溶質の物質量という濃度の表し方もあります。 どれもよく使います。 「溶媒の量を決めておいて溶質を溶かしていく、どこまで溶けるかを調べて溶解度を表す」という操作をそのまま数値に直したのが溶解度としてよくつかわれているものです。でも濃度であればどれを使ってもかまいません。ただどの表し方をしたかを書いていなければ混乱します。 化学便覧に出てくる溶解度の表には異なる濃度の表し方の数値が混ざって入っています。区別する記号が書かれています。 以前国立のトップ校の1つで化学便覧に出ている溶解度の数値(%濃度)を溶媒=100gとした時の数値であると誤解して出した問題が出ていました。 問題集に載っていた硫酸銅の溶解度の数値が他の大学の問題に出ている数値と異なっていたのです。化学便覧を見て誤解の原因がわかりました。