x^2y''-5xy'+8y=e^x の解法ですが、これは2階線形微分方程式で、
オイラーの線形微分方程式と呼ばれる種類のようですね。
1.新たな変数tを用意し,x=e^tとする。
D=d/dtとして、xy'=D(y)、x^2・y''=D^2(y)-D(y) を得る。
2.与式をy,tの式で表すと
D^2(y)-6D(y)+8y=e^(e^t) と、2階の定数係数線形微分方程式(※)となる。
3.(※)の同次方程式D^2(y)-6D(y)+8y=0の解は、
SATA_YUKI様も記載の特性方程式の通りで,これより
y=C1・e^(2t)+C2・e^(4t) を得て、y=C1・x^2+C2・x^4 となる。
4.(※)の特殊解を求める。定数変化法を適用する。
y=u・e^(2t)+v・e^(4t) とおき、関数u,vを見出す。
D(y)={D(u)e^(2t)+D(v)e^(4t)}+{2ue^(2t)+4ve^(4t)}
ここで、右辺第1項=0(☆) として、さらにD^2(y)を求め、(※)に代入すると、
2D(u)e^(2t)+4D(v)e^(4t)=e^(e^t) (★)を得る。
☆、★より、D(u),D(v)を求め,さらにu,vを求めることで、特殊解を見出す。
5.最終的な解は、同次方程式の解(3.)+特殊解(4.)で表される。
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4.において、e^(e^t)での積分で,指数積分の関数Ei(e^t)が現れます。
定数変化法の解法の参考URLを示しておきます。
お役に立てていると良いのですが・・・
お礼
aquatarku5様ご丁寧なご説明ありがとうございました。大変参考になりました。