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リレーコイルはどうやってコイル抵抗を大きく出来るのでしょうか?
リレーコイルはどうやってコイル抵抗を大きく出来るのでしょうか? 変圧器や電動機など相間抵抗(通電してない状態)は巻き線の抵抗だけなので小さい(数Ω)。 しかし、リレーのコイル抵抗は同じ巻き線なのになぜ大きい(kΩ以上)のでしょうか? 当然、DCコイルの抵抗は誘導性リアクタンスが働かないので更に大きくしなくてはいけないのは判るのですが、AC/DCコイル共にどうやってkΩ以上になるのでしょうか?
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同じ銅線で巻線抵抗を大きくするには銅線の断面積を細くし長さを長くすれば良いに決まっています。 リレーはエネルギーを出す機器ではないので大電流は不要、大きなLは巻線の密集巻きと巻数と鉄心入りで得ている。 磁束Φ=(電流I)x(インダクタンスL) でLを大きく(巻線数大)、Iを小さくしている。 変圧器がエネルギー伝送機器で大電流を少ない損失で電圧変換するのが目的、電動機は大きなトルクを得るのが必要なエネルギー変換(電力⇒回転トルク:動力)機器なのでいづれも大電流を必要とする。 磁束Φ=(電流I)x(インダクタンスL) で大きな電流IがLを大きく、巻線銅線が太くなる(巻線による直列抵抗分を減らして発熱を抑えている)ため巻線数を少なくしているためLは小さくなる。 リレーコイルは鉄心入り電磁石でリレー接点を駆動しています(駆動後は保持電流は少なくてよい)ので必要な瞬間的な電磁力があれば電力はそれほど必要ない(交流動作ではなく直流の電磁石として機能)。エネルギーはあまり必要ない。 トランスや電動機は連続的に大電流の流れるエネルギー変換機器であって 同じような磁束を作り出すにしても、前者は電流は少ない方が良いので巻数を増やして銅線の直流抵抗を増やしている。後者は連続的に大電流をロスなく流し続ける機器なので銅線の巻線抵抗をできるだけ少なくする必要がある。電流が大きい分Lが小さくて済む。回路的にはjωLとして機能する。
お礼
お忙しい中、早速の回答を頂き感謝致します。 という事は、リレーコイルの巻き線は、ρ長さ/断面積より、細く・長い巻き線である為に、kΩまで抵抗が発生しているということだと理解致しました。細いのは判りますが、とても長いのですね。 ありがとうございました。