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熱分解による炭素化とは
現在、大学3年生です。 とある記事を読んでいて疑問に思ったので質問します。 カーボンアロイ触媒はどうやら有機化合物の熱分解により炭素化することで作製できるようなのですが、この熱分解による炭素化の機構(順序、システム)はどのようになっているのでしょうか? どなたか詳しい参考書など教えていただけませんか?
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noname#160321
回答No.2
#1のお答えの通りなのですが、それではあんまり愛想がないので少し説明します。 炭素は酸素があると燃えてしまいますから、まず第一に酸素が少ない状態で加熱します。 この際、酸素が全く無い方が良いかというと必ずしもそうではないところがノウハウです。 例えば原料にイオウなどが含まれている場合、触媒には望ましくないので少量の酸素で二酸化硫黄になって飛んでくれると「良い感じ」。 一方、リンなどは有効成分になることもあるので、難しいところです。 酸素が少ないところで物質を加熱することを「乾留」と言います。 木材や竹の乾留では木炭や竹炭が出来ます。 この際、液体とガスが出ます。 液体にはかなり酸成分があり「木酸」などといって有機農業で消毒薬に使われたりしております。 炭素繊維などはタール系の場合タール・ピッチを少量の酸素の存在下乾留して、繊維化します。 不純物を嫌う場合ポリアクリロニトリルを乾留します。非常に高性能の炭素繊維が出来ます。 触媒の場合も基本は同じなのですが、「何を」「どんな条件で」乾留するかがノウハウの塊になります。 特に「内部表面」の表面積と「酸点」の数、内部空間の構造の「規則性」が触媒の命なので、そのあたりかなりの苦労が必要でしょう。
- debukuro
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回答No.1
炭焼きと同じです コークスも同じ原理です
お礼
返信ありがとうございます。 少し自分の言いたいことが伝えきれていないようです。説明力不足ですみません。 様は炭素化の機構、つまり化学反応となると言い過ぎですが原子レベルでのグラファイト形成プロセスが知りたいわけです。 そういったものに詳しい参考書などあればお願いします。