医療法人化するかどうか
現在医院開業を考えております。
父が個人医院として開業をしていたのでその場所を継承するのですが、現在建っている古い医院を建て替えるつもりです。その際、医療法人化するかどうかで迷っています。迷っている大きな点は以下の二つです。
・医療法人化のデメリットの理由の一つとして、役員報酬が3600万までとされている。県にも問い合わせましたが、やはりそれより超えることはだめだということです。おそらくですが、それを超える利益は充分に上がる可能性が見込まれています。家族の役員分を含めてもおそらく足りません。これではいくらがんばっても個人資産は増えないということになります。
・法人化のメリットとして建物の減価償却費を経費とすることが出来る、ということです。
実際、父親は個人として医院を経営しておりましたが、個人の所得から所得税(最高税率、昔はもっと高かった。)をさしひかれたものから病院の建物のローン、土地のローンを払っていた為、振り返ってみると現在土地と建物しか残っていないというのです。そして次の世代に引き継がれる時点では建物の設備や構造は古くてたてかえなければならないという状況です。これでは個人でしているメリットがあまり考えられません。本当に個人で医院を経営する場合、個人が得た所得から所得税を差し引かれた後のものから病院の建物や土地のローンを返済していかなければならないのでしょうか、(または、減価償却として認められる経費の幅がとても少ないか)。私の解釈は何かまちがってはおりませんでしょうか。
競争の激しい今の時代、個人として開業すると、税金を差し引いた個人資産のなかから病院に投資していくことになるのでしょうか、そうだとすると、なかなか今の時代に合った病院を作っていくのは難しいように思うのですが。そうぞ宜しくお願い致します。
その他、法人化のメリットとして、退職金、子息への事業継承の際のメリット(個人であればそこにまた相続税が発生する。)、生命保険を全額経費扱い出来る、役員住宅(賃貸料は払わなければならない)。などはおおまかには理解しております。