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中国人の性質について
毒入り餃子や段ボールで作った肉まん(これはガセであったようですが)、あるいは北京オリンピックの際の低俗な応援方法などに象徴されるように、ここ最近にあって中国人の社会的モラルの低さ、素養の低さには驚愕の念を感じざるを得ません。 中国といえばはるか紀元前から続く大国であることは間違いないとは思うのですが、いったいいつ頃からこのようになってしまったのでしょうか。 歴史に詳しい方、よろしくお願いします。
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- sanokuang
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中国の歴史に限らず、教科書で勉強したり小説や映画で触れる「歴史」というのは英雄豪傑等、限られた階級層の出来事です。 「歴史」の対象のほとんどは皇帝、貴族のような特権階級のため、圧倒的人口比率を占める農民や市井の市民が表に出ることはごくまれです。 現代になって映像や文字で中国の細部の情報に触れる機会が増え、モラルが低下した、という声が出ていますが、歴史上の一部の特権階級と現在の一般国民を較べるのは、比較対象にずれがあります。 また、古代の中国でも飢えたら隣家と子供を交換して食べる(自分の子を食べるのは忍びないので)というような記述がよく出てきます。 貴族階級でも殺した敵の頭蓋骨を便器にしたとか、死体を塩漬けにして食べたとか、文化的とは思えない記述がよく出てきます。 ということで、中国人のモラルは悪くなっていません。 逆にテレビの普及、識字率の向上等により外の情報が増えており、以前よりもかなり良くなっています。 それはこの10年の変化を見ても肌で感じます。 日本も貧しい時はひったくりや空き巣が多く、乞食もよく見ました。 他の回答にもありましたが日本人のモラルが向上したのもこの数十年間のことです。 ヨーロッパも文明的な生活をし始めたのは産業革命以降のことで、それまでは町中に糞尿が垂れ流しになっていました。 最先進国アメリカでも人種差別はいまだに根強く、文化人でも信じられない行動に出ることがあります。 繰り返しになりますが中国は歴史上、華やかに見えるころより悪化しているのではありません。 現在、発展、向上しているところです。 日本は戦後の回復が早く、いち早く経済発展を遂げ、欧米の思想にも早くから触れてきたので、現在発展途上の中国を非文化的と感じることが多いかもしれませんが、実際にはどの先進国も歩んできたことだと思います。
- sudacyu
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今のような風潮になったのは、そんなに昔ではありません。 現在の中国人のモラルを変えた二大要因は、「文化大革命」と「高度経済成長」です。 文化大革命は、1910年の辛亥革命以後の動乱に遭って、疲弊しながらもなんとか存在していたモラルの高い知識人や文化人の生活基盤や活動基盤を完全に破壊して、伝統的儒教モラルも、新しい民主主義モラルも消し去ってしまい、中国全体を、貧農の立場から作られたモラルである「毛沢東思想」一色に染めてしまいました。 そして、その直後に「毛沢東思想」を封印して、共産主義経済を辞めてしまい、資本主義を導入へと180度方向転換してしまいました。 つまり、中国社会に在った全てのモラルを否定してから、新たなモラルなしに高度経済成長が始まり、金もうけのためなら何でもありの風潮が、経済の拡大と共にどんどん拡大してしまったのです。(モラルのない人間であればあるほど、悪どく儲けて羽振りを利かせ、益々儲けていきます。) 現在のバブル化した中国では、モラルのない人間は調子に乗って手を広げていますから、中国バブル崩壊などを経れば、少しは真面目で堅実な人に日が当たるようになるかもしれません。
- 469437
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まず、中国の歴史は土地の歴史であって、特定の民族や国家の歴史ではありません。漢の滅亡後の王朝の支配民族はそれぞれ違いますし、国の興亡時に人口が半減する程の虐殺が民族間で起きています。 原因としては儒教の影響が大きいと思います。 儒教の易姓思想の影響で、前王朝のものは徹底的に否定・破壊されるので、政治・文化が継承・発展しません。 また先祖を絶対的に崇拝しますので、元からあったシステムを変えることを極度に嫌います。なので社会システムがアップデートしません。 身分にも厳格なので、皇帝以下はみな臣下という専制君主・中央集権となり、次のステップである封建制度へ移行しませんでした。 儒教は親子・血縁関係も非常に重視しますので、他者に対して排他的=自分&一族さえ良ければよいとなります。 王朝が交代しても、これらが変わらなかったので、滅びる原因も政治の腐敗→農民暴動→異民族の侵略のパターンばかりです。 これは共産革命も同じといえます。 その後の文化大革命で、知識階級が殺されてしまったことも致命的です。 これで役人は革命時に人殺しで出世した無学な人間だらけになりました。彼らは虐げられてきた民衆ではありますが、だからといって理想と信念を持った善人ではありません。そんな彼らが権力を持ってすることは前に自分達がされたことでした。 ということで、大昔からこのレベルだったのではないでしょうか。
- eroero1919
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「歴史」として回答します。 昭和30年代からいわゆるバブル景気まで、日本は高度経済成長でぶいぶいいわしていました。その最初の国際的大イベントといえばなんといっても東京オリンピックですが、面白いことに、当時のニュース映画を見ると都内の婦人会が「オリンピックで外国人が東京に来たときにみっともない姿を見せないようにしよう」と街の清掃のボランティアをしたと報じられています。で、両親なんかに聞くとですね、やっぱり当時はすごく汚かったそうですよ。当時のサザエさんを見ると野良犬やホームレスがゴミ箱をあさっている姿がよく描かれています。当時はそんなの珍しくなかったそうです。 また私が子供のとき、そうですね昭和50年代から日本人が続々と海外旅行に出られるようになっていったのですが、当時の「日本人観光客」というのはモラルが低いことで世界中に悪名を轟かせていました。いわく、ブランド品を下品に買いあさる、売り物や美術館の展示品に勝手に触る、教会などの厳粛な場所で大騒ぎする、所構わずカメラでパシャパシャやる、チップを払わない、などなど。 少なくとも私が子供だったときはレストランの席は勝手に座るものでしたし、チップなんてなぜ払わなければならないのか意味がわかりませんでした。当時の一般大衆の意見として、チップは日本では払う習慣はなく、我々は日本人なのだから払う必要はない、というのはある一定の支持を得られる意見だったと思います。 誰だったかなあ、戦後の歌謡曲の作曲家で、当時売れっ子だった偉い先生に破門されたらその偉い先生とそっくりの曲を半額で作りますといって自分を売って回った人がいましたよ。そしてそれであっちこっちに引っ張りだこになったそうです。 つまり回答としては、今の中国人の姿はかつての日本人の姿と非常によく似ているということです。ジャパンアズナンバーワン、そんな時代もあったねと。
- ruggerno3
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1 決めつけるような物言いは実態から外れることもありますから、御懸念のようなことに絞って回答します。 2 中国は過去のながい歴史の間、国家として纏ることはなく、地方の権力者がその地域を治め、他の地方の権力者と争うのが常態で、民衆は踏みつけられ、略奪され、殺されるのが普通でした。従って民衆が頼りとするのは信頼できる己が親族のみとならざるを得ませんでした。この為、一族で優秀な者がいると一族挙げてこれの出世に協力し、出世するとこれに一族がドッと頼り、頼られた出世組は権益維持もためにはあらゆることを画策するるとの図式で生活してきたのです。 3 ですから一族繁栄と己が利益追求のためにはあらゆる手段をとるのが普通であり、毒入り餃子事件も、特許権侵害も、儲かると思えば他国の国旗を焼くのも平気と云った風潮は、ここからきていると云っても過言ではありません。 4 日本は名誉や質素を重んじ、他人への思いやりを心掛けるとの真に麗しい民族の文化を継承してきましたが(今もそうかどうかは別として)、この民族性からすると理解し難い国家ではあります。 5 中国も国際化が進み、「これではいけない」と気付き始めたようなので、国民性は徐々に「国際標準」に併せてくるでしょうが、一党独裁となりふり構わぬ権力維持が続く限り、今しばらくは急速には改まるとは考えにくい。しかし「どこでも構わず唾を吐く」「周りの迷惑の考えず、仲間同士で大声で話をする」「デパートの客あしらいがぶっきらぼうで商売する気があるのかないのか分らない」などというのも徐々に改まりつつあるようですから、我々としては「あせらず、あまり腹立てず、問題点はピシッと指摘する」との態度を持ち続けるのが肝要かと思います。