質問者さんがいくつくらいの年齢なのか知りませんが、それらの違いは高校の世界史や倫理で習います。
日本→大乗仏教
タイなどの東南アジア→上座部仏教
仏教の歴史
釈迦(ゴーダマ=シッダルタ)がインドのマガダ国で仏教を開く。当時のバラモン教を批判。すなわち、カースト制度(身分制度)を批判。
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インド初の統一王朝であるマウリヤ朝のアショーカ王が仏教に帰依する。この時の仏教は上座部仏教。
上座部仏教とは…仏教を篤く信仰したもののみが救われるという考え方。
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次の統一王朝、クシャーナ朝は大乗仏教を信仰。
大乗仏教とは…信仰するしないなんて関係ない。仏様は万人を救済してくださる。故に上座部仏教を蔑視し、万人救済する自分たちの大乗仏教に対して信仰した者しか救われないとする彼らを「小乗仏教」と
蔑視。
日本に仏教が伝播した過程
紀元後1c、中国の後漢に大乗仏教伝来。第二代明帝は洛陽(現在の西安)に白馬寺建立。
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朝鮮にも伝来。そして、朝鮮の百済が日本に仏教を伝播させる。その当時の日本は飛鳥時代。その仏教を受け入れるか否かで蘇我氏と物部氏の戦争が起こる。
東南アジアにどのようにして上座部仏教が伝播したかは、あいにく知りません。しかし、東南アジアは上座部仏教圏。(インドネシアは世界最大のイスラム教国)
つまり…大乗仏教→万人救済を目指している。日本や中国はこれ。細かい宗派の違いはわかりません。
上座部仏教→信仰を篤くしたものが救われる考え方。タイなどの東南アジア。大乗より戒律が厳しい。
>日本の方が寛容
その通りだと思います。日本は仏教よりも儒教なんじゃないでしょうか。礼儀を重んじるなど、親・兄弟を大切にするなどといったのを日本人は重視していると思います。だから日本は儒教国です。
日本が仏教国なら真面目な仏教徒は怒ります。なぜなら、仏教では牛は神聖なる生き物です。それを日本人は食いまくってます。仏教国なんて、とんでもありません。つまり、犬を食う韓国人が野蛮だとか、鯨を食べる日本人は野蛮だとか、ロブスターなどを生きたまま調理するのは動物虐待だとかほざいている西洋人は自分たちも牛や豚を食いまくってるんですから、私たちのことをとやかく言う権利はありません。文化の違いです。なお、現在のインドでは仏教の発祥地にもかかわらず、ほとんど信仰されていません。民間信仰のヒンズー教とイスラム教のどちらかです。ベンガル分割令だって、ヒンズーとイスラムの分離でしたし、仏教は世界でもかなりマイナーな宗教です。
私は仏教よりも、どちらかというとキリスト教の方が詳しいので、これくらいのことしか教え切れませんが、質問者さんに役に立ったら幸いでございます。
お礼
詳しいご説明ありがとうございました。 儒教というものなのですね。