例えば、現在の質問者様がピアノを真剣に頑張っている場合、お姉さんがコンクールで優勝したことに対し、私は姉のようになれないかもしれない、私には才能が足りないかもしれない、両親は姉を私より誇りに思っているだろう、と比較してしまうでしょう。
これを比較プロセスと呼びます。
いっぽう、現在の質問者様がピアノに特別な熱意を持っていなくて、お姉さんがそのように成功した場合は、なんて素晴らしい、私も鼻が高い、自慢の姉だ、とわがごとのように浮かれるでしょう。
これを反映プロセスと呼びます。
テッサーの自己評価維持モデルとは、社会行動を分類する心理モデルです。
もうひとつ例をあげます。ある女性の身辺だと思ってみてください。
・ある母親が、自分の子が有名私立小学校に入学できたのを満足に感じるとします。
・この母親のまたいとこの子が有名私立小学校に入学しましたが、彼女はとくに満足とは感じません。
・彼女が趣味で通う大人のバレエ教室で、彼女の友人が先生に指名されて先生の舞台で踊ることになり、彼女は内心動揺して自分が指名されなかったのを不満に思いました。
・彼女が旦那さんにつきあってイヤイヤ習っている社交ダンス教室で、友人のご夫婦が指名されてイギリスの試合に出場することになり、しかも入賞してしまいました。彼女はすごいわ、と友人夫婦を誇りに思いました。
補足
回答ありがとうございます。 もし中学3年にサッカー部の兄がいて、その兄がチームを優勝に導く等の大活躍をしていて将来も有望視されている場合、同じ中学校に入学した弟は兄と同じ部活に入るでしょうか? この弟が、べつにサッカーにそこまで思い入れがなく趣味程度でやっているなら気にせずサッカー部に入部し、逆に自分もサッカーを頑張っているなら兄と比べられるから入部しない(サッカー部以外の部活に入る)、ということになるのでしょうか? どのような場合でも自己評価維持レベルは2パターン存在するのでしょうか? (わかりずらい質問ですみません)