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防人の歌の作者の名前
『万葉集』にある、防人の歌の詠み人の名前は、例えば「有度部牛麿」「占部虫麿」「刑部虫麿」「丈部稲麿」「物部古麿」などです。 「有度部」「占部」「刑部」「丈部」「物部」は、姓(かばね)ですか。 これらは、職業を表しているのですか。 これらのうち、「牛麿」や「虫麿」などの名前は、ほんとうに防人自身が生来もっていた名前でしょうか。 それとも、役人が勝手に付けた名前と解釈してよいのでしょうか。 差別して卑しい名を付けたのではないかと、ふと思いました。 たくさんお聞きしますが、よろしくお願いします。
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- dulatour
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回答No.1
専門家ではありませんが、私の憶測を述べさせてもらいます。 『万葉集』は、大友家持の時代にまとめられたものですから、というより大伴家持の所持していた歌集をまとめたものですから、防人の歌に関しては、古くから伝わる無名の防人の歌を職業を想定して名前をつけたものと思われます。 また、「虫」については、卑しい呼称かどうかはわかりませんが、「牛」など動物の名前は、むしろ生命力を象徴し、決して「卑しい」ものではありません。「稲」や「古」もむしろ尊いものの象徴でした。 わたしは、名も分からない職人たちへの尊称だと思っています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「牛麿」は、生命力を象徴した良い名前だと私も思っているのですが、思っているだけでは不安なので質問しました。