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心理学の専門用語「消化」について
心理学の専門用語で消化ってありますよね。 定義としては、昔体験した嫌な事は時とともにほとんど忘れ、良い思いでは忘れにくい。 しかし、これは本当なのでしょうか?むしろいい思い出よりも悪い思い出の方がたくさん思い出すことができます。又、忘れたくとも忘れることがまったくできません。 自分の精神状態が異常なだけなのでしょうか? また解決する方法はあるのでしょうか?
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昇華 じゃなくて 消化、、、 過去にある人が、同窓会に参加して毒をもった事件があった。 中学校の時にクラスの人にいじめられて、ずっと恨みを抱き続けていて、大人になったある日同窓会のとき復讐をしたわけです。 この人の場合、「悪い時代もあったが、それは過去のこと」と消化していないからじゃないかと。 この人は自分をいじめた人たちが、同窓会でニコニコ自分に話しかけてきたのをみて、「しらばっくれてる」って怒りが湧き上がったそうなんですね。 「許してもらえるとでも思っているのか よく平気な顔で話しかけられるな」と思ったそうなんですね。 で、事情聴取をして、毒をもった理由を同級生たちは知らされたのですが、いじめをしたという記憶が一人も無かったんです。 だから「復讐されて当然」と誰も反省することは無かった。 推測ですが、いじめをされてもニコニコとして流していたので、まさかこの人が屈辱を感じているとはクラスの人たちはわからなかったのではないか と。 恨みという感情は強烈で、良いことより記憶に残りやすい。 心的ダメージを受け恨みを抱くから。 「悪い時代もあったが、遠い昔の過去のこと。」と水に流せるのは、その人が現在幸福だから。 この犯人は現在幸せじゃないのは、中学校の頃のいじめられたからだと思っていたそうなんです。 楽しいことがあっても、いじめの記憶がよみがえり、ダメージの記憶の方が強すぎて、楽しいという感情を抑えてしまったんじゃないかと。 ですが、これは自己保存の本能が原因かも。 例えばライターで遊んでいて、やけどをしたら、次からライターの取り扱いに注意するじゃないですか。 痛い思いをしたということをきれいに忘れてしまったら、何度も同じことを繰返してしまうじゃないですか。 だから、動物は危険な目にあった時の記憶の方をなかなか忘れないようにできている。 そのシステムなので、当然 良い記憶より悪い記憶の方が強烈に残るんです。 だけど、使いこなせたら、過去のことだとできる。 ライターでやけどをして二度とライターを使わなければ、バーベキューの時は誕生会の時に困るじゃないですか。 過去に痛い思いをし、危険物を人生から排除するんじゃなくて、危険物だけど使い方によっては有益なら、注意をして活用する って場合もある。 例えばいじめにあった経験があれば、人に優しくできるでしょ? いじめられるという経験は、避けられるものなら避けたいでしょうけど、いじめられたことが無い人より、人に対して優しくできるでしょ? マイナスの経験をプラスに活かすわけです。 子供の頃に親に虐待された人々は、今も心に深い傷をおっており、結婚をしても幸福感を得られない人が多いばかりか、自分の子供も虐待して、連鎖を繰返しているそうなです。 そんな虐待の経験を持つ人が多い中で、わずかに虐待の連鎖の鎖を断ち切れた人がいる。 自分の経験を踏まえ、子供にはそんな思いはさせないと愛情を注ぐ人が稀にいる。 どうして立ち直れたのかと聞くと、過去のことだと水に流せているからのようなんです。 過ぎ去ったことで、戻れない過去のできごとなので、戻ることはないので、決別することができたようなんです。 そんなことを穏やかな表情で語っていたようです。 人には復元能力があり、できた傷を修復することができる。 中には治りかけた傷を触ってまた悪化させる人もいますが。 どうしても傷が気にかかり触ってしまうんでしょうね。 消化できないので、できた傷に注目して、修復しようとする体に対して妨害をしてしまうんでしょうね。 ただ、何度も何度も治りかけた傷を悪化させている人も、結局は身体の直したいエネルギーに負けて、傷口は閉じると思います。 いつになるかわからないが、晩年かもしれないが、傷は閉じると思います。 全部自分でやろうとせず、自然(身体の治癒力)を信じればいいんじゃないかと。
お礼
まさにこの例のとおりのような状況におかれています。 わかりました。自然(身体の治癒力)を信じて生きてゆきますね!