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検定をするときの集団条件について教えてください
研究のための統計作業でつまづいています。 職場で専門職のA集団のストレス状況を知るために、事務職であるB集団と比較をしなければなりません。 検定の集団の基本条件として「国籍」「性別」を同じ集団としてまとめてはいけないと言われました。A・Bそれぞれの集団から「外国籍」数を集団から外すことはできますが、性別はA集団は男>女、B集団は男女比がほぼ半々という状況です。 その場合、各集団から女性を外して(外国籍の数も外して)、ひとつの集団として検定をしていけばいいものなのでしょうか? あまりに基本的な質問で申し訳ありません。 テキスト等に載っていなかったので、どなたか教えていただけたら嬉しいです。
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- kgu-2
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>集団の人数が少ない場合は、検定の必要がないのですね!? 違います。 全員の調査ができる場合は、記述統計学であり、検定する必要はありません。0.1の差でも、「差がある」ことになります。全員のデータを使っているので、誰がやっても同じ結果になります。少ないと、全員の調査もできます。 欠落データがある場合は、推定しないとならないので、そのために鬱陶しい検定という作業が必要になります。どのデータが欠落するかは、調査次第なので、確率に依存する「有意差の有無」で判断せざるをえません。 >「性別差」「国籍差」がないことを証明するために検定が必要であると聞いたような気がしたのですが 検定で主張できるのは、「有意差がある」ということだけ。差が無いことを検定したい、というのは初心者用の落とし穴。「差が無かった」とは誰も言えません。それは、検定をした人が見つけられなかっただけ。全員を調査すれば、0.1でも0.01でも、必ず差があるわけですから。「そんなのは大した差で無い」というのは、現実的な判断であって、統計学の守備範囲外。 検定時に、性差、年齢差、国籍などの影響を無くするのは、基本です。それには、ランダムサンプリングをするのが、一般的です。ランダムサンプリングと簡単に書きましたが、実際の調査では最も苦労するようです。 研究に本気なら、なんらかの学会で揉まれてください。独学では、井の中の蛙、になりかねません。
- kgu-2
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指導者がいないという前提で、 >各集団から女性を外して(外国籍の数も外して) 日本人の男性について、という目的なら。 第一段階としては問題ありませんが、性別、国籍、とともに、年齢は、基本的に配慮する必要があります。あとは、配偶者の有無、ポスト、通勤距離なども影響するかも。 >検定をしていけばいい 検定は、全員の調査が出来ない場合に、その替わりに便宜的に行います。職場の人数が少ないなら、全員(1名でも欠けてはダメ)の調査をしましょう。そうすれば、検定の必要がありません。1.0どころか、0.01でも違えば「差あり」です。0.01の差が意味があるのかどうかは、実社会の問題であって、統計学の守備範囲外です。 産業衛生学会誌で勉強されるては。
お礼
kgu-2 さま 早速の回答ありがとうございました。 集団の人数が少ない場合は、検定の必要がないのですね!? 以前に受けた統計の講義で、性別・国籍を同じ集団として扱うには、「性別差」「国籍差」がないことを証明するために検定が必要であると聞いたような気がしたのですが、kgu-2さんの回答を読んで、とても勉強になりました。 ありがとうございました。