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鶴の恩返しについて
鶴の恩返しについて 課題で鶴の恩返しについて考察しているのですが、鶴の恩返しによる教訓(いいことをするば、恩が返ってくる、悪いことをすればその、報いを受ける)くらいのことしか考察できませんでした、、、 もし何か他に考えられる点などがあれば教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします
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- cyototu
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これに類する話は古事記に既に出ており、日本のお話で繰り返し語られて来た題材ですね。教訓話というだけでなく、そこでの生き別れの悲劇に心が打たれ、ため息を付く。それが「もののあはれ」に通じる日本特有な文化を形作って来たのでしょう。課題というのですから、それに類した話を幾つか列挙してみるのも、一考かと思います。 『定本 柳田國男集』筑摩書房の第26巻 p340の「羽衣」と、第6巻 p172の「竹取翁」の一部を参考にして、同じ全集の別巻第5の総索引を引きながら、 豊玉姫、天人女房、竜宮女房、鶴女房、鸛(コウノトリ)女房、裸鶴、魚女房、狐女房、蛇女房、瓜子姫、瓜子織姫、、、 等々を芋づる式に見て行くと、一つ一つ、とてもおもしろいですよ。 この本は学校や町の図書館に置いてあるはずです。貴方自身がご自分で図書館に行って調べたら、いろいろな勉強になるし、また、現在の日本人が忘れかけている、私達の祖先の見ていた素敵な世界を垣間みる良いチャンスになると思います。楽しみながら調べてみませんか。 もののあはれとはほど遠いですが、豊玉姫の話の他にも古事記に載っている、イザナミノミコトの生返りの秘密の儀式をイザナギノミコトに見られてしまったので二人の中が終わってしまったという話も、上の話と共通項がありますね。 これが大学の課題で、貴方自身の所属する学科で出されたものでしたら、もし私だったら、上の情報の羅列ばかりではなく、この話に類似したものが外国の話にもないかどうかも自分で調べてみると思います。そして、この話の中に、他の文化にはない日本人独特な世界の捉え方が在るのか、あるいは、これは単なる世界共通な話の一つなのかを、実証的に論じてみます。専門家としては、外国の文献を直接調べるのが筋でしょうが、大学院以前の学生の練習問題としては、私なら南方熊楠の文献で、彼が外国のどんな話を紹介しているか辺りから、そんな話がないかどうかを調べると思います。 ウエッブサイトによる検出は、その深みに関してまだまだ本には叶いません。特に、ウィキペディア等は、辞書代わりに使うには意味があり、また、単なる耳学問のネタを増やすだけなら良いのですが、学問の深みからほど遠いものです。したがって、場合によっては、ウィキペディアを読めば読む程むなしい自分に気付いてしまうような害があることすらあります。学問はその反対に、それに関われば関わるほど充実感をもたらしてくれるものです。ウエッブサイトによる知識は、これからもっと知ろうとすることに関する入門中の入門編だと思って接することをお薦めします。安易に手に入れたもので自分を幸せにしてくれるものは在りません。極端な言い方をすると、きつい、きたない、きけん、を甲斐くぐって生き残って来た経験だけが貴方を幸せにしてくれます。そこを取り違えてしまった世相が、可哀想に、若者達を空しくしているようです。その反対に、きつい、に挑戦して学問の喜びを知って下さい。 もしまだだっら、この機会に図書館に出向く習慣を付けることをお薦め致します。
- ponman
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人が秘密にしたいと願っていることを興味本位で無理矢理暴こうとするとみんなが不幸になる。