生物 沈降線の問題です
ゲル内沈降反応の問題で、わからないことがありました。
大学入試用の問題集に記載されていました。みなさんなら
どうときますか?
問題
抗体を含む2種類の血清と3種類の抗原液を用いて3つのゲル内沈降反応を行ったところ
添付図のような沈降線が得られた。(実験Iの左抗現液は抗現液I
右は抗現液II、抗血清はI / 実験IIの左抗原駅は抗原液I 右はIII 抗血清はI/
実験IIIの左抗原駅は抗原液I 右はIII 抗血清はII)
実験Iからは、両抗原に共通する抗原のみが抗血清中の抗体と結合することは
わかるが、抗血清に含まれる抗体の種類数は不明である。
実験IIからは、抗血清に含まれる抗体の種類数は少なくとも2種類以上で、
両抗原液には一部は共通するが一部は共通しない抗原が含まれてそれらの抗原が
抗血清中のそれぞれ異なった抗体と結合することがわかる。
実験IIIからは、抗血清に含まれる抗体の種類数は少なくとも2種類以上で、
両抗原液のそれぞれ異なった抗原が
抗血清中のそれぞれ異なった抗体と結合することがわかる。
以上のことから推察して、以下の問いに答えよ。
左側に抗原III右に新たな抗原IVを満たして抗血清Iを用いて実験を行ったところ
実験IIIのような沈降線になった。
では左側に抗原III右に新たな抗原IVを満たして抗血清IIを用いて実験を行った場合、
どのうような沈降線パターンになるか?
という問題があり、「正解は実験IIIと同じ」でしたが
なぜそれが答えになるのかよくわかりません。なんだかいろんなパターンが考えられてしまって、
実験IIのような沈降線にもなるんではないか?と思ったのです。
例えば、抗原をABとか大文字で、抗体をabとかの小文字で表すとして、
実験Iからは抗原液IとIIは共通する抗原があるとわかるので、
両方抗原Aを持ているとして抗血清Iも抗体aを持っているとする
実験IIより、抗原液IとIIIでは共通しない抗原があり、実験Iの結果も含めると
抗原I液と抗原III液には共通抗原Aが含まれていて、抗原液Iには抗現役IIIと共通しない
抗原Bが含まれている。このとき、抗血清Iには抗体a、bが含まれている
実験IIIより、今までの結果より抗原I液と抗原III液には共通抗原Aが含まれていて、抗原液Iには抗現役IIIと共通しない
抗原Bが含まれている。共通の抗原Aがあるにもかかわらず
沈降線では、抗血清中のそれぞれ異なった抗体と結合することがわかる。
ので、抗原液IIIには抗原液Iと共通しない抗原Cがある。
抗血清IIには抗体aがなく、(あると抗原IにもIIにも結合するので)
抗体b cがある。
、
つまり、抗現液IにはA BはあるがCはない、
抗原液IIIにはA Cはあるが Bはない。ので
これを踏まえて実験IIに戻ると抗血清Iには抗体a、bがあるがcがない。
(もしあったら、抗原液IIIと結合してしまい、添付図のような沈降線がつくられないから)
以上より、問いの沈降線を検討すると抗血清IIIにA Cはあるが Bはなく、
抗血清Iには、抗体a、bがあるがcがない。ので右に新たな抗原液IV
をおいて沈降線パターンが実験IIIのようになるには抗現液IVには抗現役IIIと共通しない抗原B
がある。とする。このとき、抗血清液Iにはcがないから、抗原液IVには抗現役Cが
あったと仮定すると・・・・☆
抗血清IIを用いると抗血清IIには抗体aがなく、
抗体b cがあるので沈降線は実験IIみたいになる。
・・・☆の部分で抗体Cがあったと仮定しなかったら抗血清IVでも実験IIIのような
沈降線になるかとは思うのですが、
ほかにも何の抗原をを共通にするかとか色々変えるとえてくと、また
結果が違ったりするので、どうやって答えを導き出せばいいのか。。。
そもそもこの考えが間違っていますか?
こういう問題、みなさんはどうときますか?
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど!!ラットの抗体もウサギにとっては異物なのでそれに対する抗体が作られるわけですね。 勉強になりました。