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役不足の沿革
役不足を力不足の意味で使った最古の文章はなんですか? 教えて下さい。
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なるほど、罪作りな作家ですね。
推測で申しわけありませんが、役不足を力不足の意味で文章に書いた人(公けの記録に残るような)はいなしでしょう。少なくとも本を書くような人に意味を取り違えるような人はいないと信じます。 若い人だけではありませんが、主として若い人が、字面から想像して(意味を確認せず)或いは文法的に日本語が理解できず誤用する例が多く、それらの現象をコメントしたり批判したりする新聞雑誌の記事はよく見かけます。 例 *鳥肌がたつ・・・誤用が今や認知されかねない危機的状況にある。(本来の意味は恐ろしいことに遭遇して鳥肌が立つ) *情けは人の為ならず・・・人には情けをかけるもの。いつかはわが身に帰って来るの意。 *袖触れ合うも他生の縁・・・出先でたまたますれ違って 袖を触れ合うような、ちょっとした出来ごとも前世からの縁あってのことかも知れない。多少の縁ではない。
補足します。 日本語には相手には使えるが自分には使えない表現があり、中途半端な理解で、人が使っていたからと真似をすると失敗する言葉や表現がありますね。 このような誤用は公開の場(学校、会社、テレビ、ラジオなど)でなければ例え使っても問題になりません。多くの場合は、社会現象として「最近は・・」「最近の若いものは」といって時間が経ってから識者がとりあげ問題にされます。従っていつ誰が最初に誤用したかは分からないのが普通です。時代が経てば誤用ということも気付かれない言葉や表現はたくさんあります。 「枯れ木も山の賑わい」 つまらないものでも無いよりはましという意味で、へりくだって「私でもよければ出席しましょう、枯れ木も山の賑わいといいますから」などと使われます。あるとき学生が 老教授に対し「先生、今度の卒業パーティに是非出席してください。枯れ木も山の賑わいですから」と、出席者は多いほど良いという意味で使ったことが報じられていました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「役不足」の誤用に関しては研究が結構すすんでいて、論文などもでていると聞いたことがあります。 そこで、口語はともかくとして、文学作品等での最古の誤用はどの作品なのかなと気になって質問してみました。いつごろからこの誤解が始まったのかも気になるところですし、役不足は日本語の誤用の例としてかなりメジャーですが、どうして、いつメジャーになったのかとかも気になります。
質問の背景が分かりませんが、役不足に力不足の意味はありませんよ。もともと力不足というべきところ間違って役不足と使う人はたまにいます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 だれが最初に勘違いしたのか気になっての質問です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 小説ですが、「グインサーガ」で栗本薫(中島梓)が役不足を力不足の意味で使用しています。 台詞の中ですが、好意的に見ても、故意とは思えない場面で誤用しています。 中学生から高校生あたりの時期に読むようなヒロイックファンタジーですので、結構影響が大きいと思います。 この作品が、役不足の誤解が広まった原因かなとも考えたのですが、もっと古い作品はないかと思い、質問させて頂きました。