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役不足
ジャンプに出てくる漫画で「役不足」の使い方が間違っていました。 このようなのは出版社などは気付かないのでしょうか? 校正作業などは行わないのでしょうか? その漫画での役不足の使い方は 「あの人じゃこの役割は満たさない。 あの人にこの役は重すぎて任せられない。 あの人じゃ熟せない」 と言う意味でつかわれていました。 しかし実際は https://dictionary.goo.ne.jp/jn/221507/meaning/m0u/ 1 俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。 2 力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。 「そのポストでは役不足な(の)感がある」 です。
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「役不足」という言葉の本来の意味はご指摘の通りですが慣用的にはご指摘の漫画のような使われて方がされています。。 このような例は沢山あります。 「工夫」と言う言葉は元々は「一心に修行に励むこと」を意味する言葉です。 現在一般の人が日常的に使っている意味とは違っています。 禅では日常の所作全てが修行でありいつどこでも怠りなく心がけろとされています。 座禅は静の工夫で日常の料理や掃除や後片付けなどは動の工夫とされています。 禅宗のお寺では食事を作る人を典坐(てんぞ)と呼ばれある程度修行を積んだ古参の修行僧が受け持っています。 挨拶、元気、主人公、などについて下記のサイトをご覧下さい。 参考 実は禅語だった!日常的に使っていた4つの禅語! - 禅の思想で余裕 ... kdk-law.com/archives/9 「自由」と言う言葉も元々はわがまま放蕩の意味で使われていた言葉です。 徒然草にも「よろづ自由にして、大方、人に従うといふことなし」などと使われています。 江戸時代にも遊び惚けている店の跡継ぎを「あそこの若旦那は自由なひとだから」と批判していました。 これが現在のように使われるようになったのは明治以降のことです。 日本語では英語のFreedomもLibertyも自由と訳しますが、英語を母国語とする人々は区別して使っています。 Libertyは「社会的・政治的に制約されていない」「負債を負っていない」という意味の言葉です。 有名な自由の女神もアメリカではStatue of Libertyと呼ばれています。 このように言葉というものは常に変化していきます。 日常的には原語がどうの辞書がどうのと杓子定規な使われ方はされません。 その時々の社会それぞれに合意に基づいて使われて行きます。 逆に学術論文や法律文書などでは使われる用語は定義がやかましく決められています。 漫画や小説などの文芸作品などの場合は著者の意図が最重要視されます。 作家もその作品の意図を生かすためには独自の言葉を使ったり場合によって言葉を作ることもあります。 造語で有名なのが夏目漱石です。 現代では京極夏彦の小説などは造語のオンパレードです。 出版社がこれを勝手に変えることはありません。 漫画の出版社も気がつかなかったのではなく作者の意図を尊重しただけです。
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誤用は誤用だけど、誤用する人口のほうが少し多いようです。 それが過半数になってくると、日本語は臨機応変にその有り様を変えますので、 誤用のほうが正しい用法になる可能性も有る言葉ですね。
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ご回答ありがとうございます。
- 131tobi
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「役不足」の本来の意味は質問者がお書きになったとおりです。 この「誤用」は歴史が古く、少なくとも当方が某書に書いた2001年の段階で、定番の感がありました。 その後、同様の誤用は相当数見ましたが、「正用」はたった1回しか見たことがありません。 ここで考え方は2つある気がします。 1)マンガの世界ではこの誤用が定着してしまっている マンガ家は言葉の専門家ではないので、間違ってもしかたがないと思いますが、編集者はそんなことを言ってはいられないはずです。ただ、誤用のほうがあまりにも多用されているので、関係者一同がそう思い込んでいるのかもしれません。 2)確信犯的(これも誤用の定番)に使っている 問題は適切な言いかえができないことです。そのため、編集者も「仕方がない」と諦めて使っているのでは。当方はこちらだと思います。1)だとするとあまりにも……。 「役者不足」だと「そんな言葉はない!」ってエラいセンセーに叱られるかな。 詳しくは下記をご参照ください。 【よく目にする誤用の御三家 1)さわり 2)役不足 3)斜に構える】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html 当方は勝手に下記の3点を「よく目にする誤用の御三家」と考えている。 1)さわり 2)役不足 3)斜に構える (略) 2)はマンガの影響が大きい。マンガの中での誤用は多すぎて例示する気にもなれない。対決シーンなどで、「キサマでは役不足だ」って感じで使う。これを正しい意味で考えると相当珍妙なことになる。考えてみると、この言葉を正しく使った例って、活字の世界でもほとんど見たことがない。「言葉の雑学」みたいな本では定番だけど(前に文章の書き方みたいな本〈俗称「赤い本」〉を書いたときも、この「役不足」については多少書いたけど、それほど詳しくはふれなかった。「言葉の正しい使い方」と「文章の書き方」は、ちょっと種類が違うと思うもので)。誤用でしか使われない言葉ってのは哀れすぎる。それだけ取り沙汰されているのに誤用が減らないのは、マンガにかかわる編集者の勉強不足としか言いようがない。カッコいいからってヤタラに使うんじゃない。 似た例で言えば、「すべからく」の誤用がよく登場するのも、カッコいいからなんだろうな。えーと。「すべて」と同じような意味で「すべからく」を使うのは誤用。本来は「すべからく……すべし」という形で使う。「すべからく……しなければならない」みたいな形も認められているようだ。なんせ、あの丸谷才一が使うくらいだから。 ちなみに、マンガの中で「役不足」が正しく使われた例を当方は1回だけ見たことがある。一部では現代版『のらくろ』と評される出世魚を描いた作品の中。作品名を書かないことに他意はなく、出世するたびに作品名がかわるので特定できないから。たぶん、「部長」のときだ。フィリピンだかの企業で働く非常に有能な女性を、ヘッドハンティングだか単なるナンパだかが目的で口説く。「君には○○みたいな仕事は役不足だ」 見本にしたいような使い方(してるじゃん)だった。 (略) 【追記】 「役不足」に関する「赤い本」の記述は下記。 ================================ 【Coffee Break】 「役不足」の誤用はマンガの定番 誤用されることが多い表現としては、次のようなものがよくあげられます。 役不足/さわり/私淑/斜に構える/気が置けない なかでも目にすることが多いのが「役不足」の誤用です。この言葉はもともとは芝居の用語で、「役者の格に比べて、割り当てられた役が軽すぎる」ことを指したといわれます。これが転じて、一般社会でも「当人の力量に比べて役割などが軽い」という意味で使われるようになりました。 ところが、実際の使用例を見ると、ほとんどが正反対の「力不足」「力量不足」「荷が重い」「荷が勝つ」の意味で使われています。おそらく、「役不足」のほうが語感がよいからです。もう少し正確にいうと、「役不足」のほうがカッコよくて言葉に迫力が感じられるからでしょう。 この誤用が頻繁に出てくるのは、マンガの対決シーンです。 「キサマじゃ役不足だ!」 と相手をののしるときに使われます。 「キサマじゃ力不足だ!」 「キサマには荷が重い!」 と正しい言葉の使い方をすると、間が抜けた感じになります。 「たかがマンガの中の誤用に目くじらを立てなくても……」という考え方もあるでしょうが、マンガの影響力はあなどれません。「役不足」の誤用を目にするたびに、「このまま定着してしまうんじゃないだろうか」と不安を感じます。 もともとの意味を知らなくても、論理的に考えれば「役」が「不足」しているのですから「力不足」とは逆の意味になるのは明らかです。もっとも、「負けず嫌い」のように論理的には説明できない表現もあるので、あまり強くは主張できませんが。 「役不足」にかわる表現として有力なのは、「役者不足」です。誤用に関する本のなかには「そんな言葉は存在しない」と書いてあるものもありますが、感じが出ている言葉だと思います。新聞でも何度か目にしたことがあり、今後は定着していくかもしれません。 ================================
お礼
ご回答ありがとうございます。
- vaf326
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これは、認識間違いですが、そのように使われる方が多いと言う事ではないかと。 敷居が高い。 これも、このお店は私のレベルじゃ敷居が高くてはいられない。このように使われる事が多いですが、これの質問同様に間違い。誤用ですね。 これは、失礼しているため行きにくいってのが本来の使われ方です。 こんな感じの誤用じゃないですかね。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- 中京区 桑原町(@l4330)
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確かにか違ってます、そこは「力不足」と表現するものです
お礼
ご回答ありがとうございます。
ご指摘のとおり,間違った用法です。 マンガの文字は,作者が鉛筆書きしたものを活字に起こし,短冊に切って貼り込んでいるはすです(現在では,ソフトウェアで画像に書き込むのか?)。この段階でチェックが入らなかった。秋田書店の編集者の能力が低かったのではないかと思います。 まともな出版社のまともな本なら,編集者がきちんとチェックして著者に訂正を求め,正しい原稿で製版します。
お礼
ご回答ありがとうございます。
お礼
ご回答ありがとうございます。