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芸術作品に感動する人としない人
ドラマや映画を観ても、ただなんとなく無批判的に観ていて、ここがいいとかあそこがだめだとか、脚本がいいとか音楽の使い方がいいとか、そういうことに無頓着で、ただ観るだけ。当然、強くひきつけられたり、感動したりと言うこともない。 美術作品でも、なんとなく観て流すだけで、ある作品の前で感動感銘し、20分も佇むということもない。 音楽もしかり。 こういう、芸術に感動することや、逆に批判することがない感性と言うのはどうなっているのでしょうか?よくわからないので教えてください。
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感性というより趣味でしょう。 多くに人が感動したって、全人類が感動した事にはなりません。 古今からの民族的な要素が多分に含まれます。生来の性格。育った環境。教育。・・・・こうしたものが、微妙に入り混じって人格を構成し、視聴覚もそれにつれて磨かれる人、無関心な人、イロイロです。 これらは、趣味に属するものと考えられます。 美術館めぐりをしても、自分の趣味にマッチした作品には多大な拍手を惜しみなく贈りますが、そうでない作品には、批評家と称する連中がどんなに絶賛しようが一瞥もしないでしょう。 趣味は、好き嫌いです。ですから、多くに方が素晴らしい芸術作品だと絶賛しようと、私の趣味に合わない劣悪作品だと酷評しても、それはそれで正しい批評です。 ある人が感動したからと、自分も感動しなきゃ感性を疑われるのではないかと感じられたら、それは寧ろ自分自身に芸術鑑賞の下地がない付和雷同型のお粗末な感性しか醸成されていないと、思うべきです。 簡単明瞭です。良い音楽と感じたら、良い音楽なんです。素晴らしい絵画だと鑑賞されたら、絶賛されれば良いのです。面白くないのは何をされても面白くありません。 でも、この反対もあります。皆さんがなんだ詰らないと酷評されても、面白いと感じられたら、それは面白さを一部の人に与えられた作品です。 40数億の人間がいて似たような人もいますが、考え方は同じじゃないです。違って当たり前です。