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sin(nωt)、cos(nωt)の時間平均

∫[0→T]sin(nωt)dt ∫[0→T]cos(nωt)dt (nは正の整数、ωは正の実数、Tは正の実数) これらの積分値が0になる条件は、T>>2π/ωであることを示せ、という問題の回答がどうしてもわからなくて困っています。 どなたか教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。

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  • info22
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回答No.1

これらの積分値が0になる条件は、T>>2π/ωであることを示せ。 >∫[0→T]sin(nωt)dt >∫[0→T]cos(nωt)dt これは時間平均の式ではありません。 なのでT=2πk/(nω)(kは任意の正整数)の時のみしかゼロになりません。 時間平均の定義式は lim[T→∞](1/T)∫[0→T]sin(nωt)dt lim[T→∞](1/T)∫[0→T]cos(nωt)dt です。 以降この式で考えることにします。 セロになるのは T=2πk/(nω)(kは任意の正整数)の時のみです。 ゼロに近づくのはT→∞(T>>2π/ω)の場合です。 この場合は、途中の 2π/(nω)の整数倍の周期部分の積分範囲は±打ち消してゼロになりますので、半端となった積分区間だけが積分値(有限値になる。これをIとおく)として残ります。その残った積分値Iを 「lim[T→∞](1/T)I」の平均化操作でTで割り、[T→∞]の操作で無限大で割りますので、平均値の極限値はゼロになります。

apll
質問者

お礼

"補足"が不十分だったので、こちらで失礼します。 >> 時間平均の定義式は >> lim[T→∞](1/T)∫[0→T]sin(nωt)dt >> lim[T→∞](1/T)∫[0→T]cos(nωt)dt >> です。 >問題もそうなっていました。 訂正です。 問題は、正確には、 (1/T)∫[0→T]sin(nωt)dt (1/T)∫[0→T]cos(nωt)dt の積分値がT>>2π/ωのときにゼロになることを示せ、というものです。 [T→∞]のときにこれらの時間平均がゼロになるのはわかりましたが、あえてT>>2π/ωと書いているので、2π/ωになんらかの意味があるのだと思います。T>>2π/ωという条件式はどうやって出てくるのでしょう。。

apll
質問者

補足

> 時間平均の定義式は > lim[T→∞](1/T)∫[0→T]sin(nωt)dt > lim[T→∞](1/T)∫[0→T]cos(nωt)dt > です。 問題もそうなっていました。 書き写す際に、(1/T)を書き忘れていました。すみません。。 [T→∞]のときにこれらの時間平均がゼロになるのはわかりました。 T>>2π/ωという条件はどこから出てくるのでしょうか?

その他の回答 (3)

  • info22
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回答No.4

A#3の補足 > |1-cos(x)|/x < 1 (x>0) …(●) 1-cos(x)≧0なので絶対値は無くても同じです。 xをx=2の前後で、3つの場合に分けて考えれば すぐ分かるでしょう。 ■ 0<x<2の場合 (1-cos(x))/x=(x/2){sin(x/2)/(x/2)}^2 x>0で |sin(x/2)/(x/2)|<1 なので <x/2<1 (0<x<2) ■ x>2の場合 0≦1-cos(x)≦2なので (1-cos(x))/x≦2/x<1 ■ x=2の場合 1<1-cos(2)<2なので (1-cos(x))/x=(1-cos(2))/x<2/2=1 以上から (●)が成立することは明らかです。

apll
質問者

お礼

ありがとうございます。恐縮です。。 > xをx=2の前後で、3つの場合に分けて考えれば > すぐ分かるでしょう。 よくわかりました。

  • info22
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回答No.3

> =(tT1/T)|1-cos(tnωT1)|/(tnωT1)<tT1/T > 下から3つめの式の不等号はどうして成り立つのでしょうか? かなり過大評価しています。 他力本願に頼らず、簡単に分かることは自力努力で確かめる様にして下さい。 x=tnωT1(0<x≦nωT1)として f(x)=|1-cos(x)|/x の値域を考えてみて下さい。 y=f(x)のグラフを張っておきますので参考にして下さい。

apll
質問者

補足

ありがとうございます。よくわかりました。 ただ、数値計算すれば明らかなのですが、「|1-cos(x)|/x < 1」というような定理があるのかと思い、それがどうしてもわからなかったので質問させていただきました。そのような定理があるわけではないのですね? これも自力で考えればわかることかもしれないので、自力でもっと考えてみます。

  • info22
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回答No.2

> [T→∞]のときにこれらの時間平均がゼロになるのはわかりました。 > T>>2π/ωという条件はどこから出てくるのでしょうか? この2つは内容的に同じことです。 sin(nωt)、cos(nωt)の周期Tn=2π/nωですが、全ての自然数nについて示すにはTnの一番大きいn=1の場合のT1=2π/ωに対して考えればTn≦T1であるので T>>T1=2π/ωにTを選べば、このT内に含まれる 周期T1のsin(ωt)、cos(ωt)の周期数n1より、 周期Tn=T1/nのsin(nωt)、cos(nωt)の周期数n2の方が多くなります。 平均値は、周期が多く含まれるほど近似平均値は真の平均値(つまりゼロ)に近づきます。 従って全ての自然数nについて適用するなら、T1=2π/ω…(●)に対してTを十分大きく選べば十分なのです。 T=mT1+t*T1 (0≦t<1,m>>1)とおけば T=mnTn+tnTnなので (1/T)|∫[0→T]sin(nωt)dt| =(1/T)|∫[0→nmTn]sin(nωt)dt+∫[mnTn→mnTn+tnTn]sin(nωt)dt| =(1/T)|∫[mnTn→mnTn+tnTn]sin(nωt)dt| =(1/T)|∫[0→tnTn]sin(nωt)dt| =(1/T)|1-cos(tn^2ωTn)|/(nω) =(tT1/T)|1-cos(tnωT1)|/(tnωT1)<tT1/T =tT1/(mT1+tT1)<tT1/(mT1)=t/m<1/m m>>1なので (1/T)|∫[0→T]sin(nωt)dt|<<1 同様にして T=mT1+t*T1 (0≦t<1,m>>1)とおけば (1/T)∫[0→T]cos(nωt)dt<<1 が示せます。 以上から T=mT1+t*T1≧mT1>>T1=2π/ωのとき (1/T)|∫[0→T]sin(nωt)dt|<<1 (1/T)|∫[0→T]sin(nωt)dt|<<1 が示せたことになります。

apll
質問者

補足

回答をありがとうございます。 > T=mT1+t*T1 (0≦t<1,m>>1)とおけば > T=mnTn+tnTnなので > (1/T)|∫[0→T]sin(nωt)dt| > =(1/T)|∫[0→nmTn]sin(nωt)dt+∫[mnTn→mnTn+tnTn]sin(nωt)dt| > =(1/T)|∫[mnTn→mnTn+tnTn]sin(nωt)dt| > =(1/T)|∫[0→tnTn]sin(nωt)dt| > =(1/T)|1-cos(tn^2ωTn)|/(nω) > =(tT1/T)|1-cos(tnωT1)|/(tnωT1)<tT1/T > =tT1/(mT1+tT1)<tT1/(mT1)=t/m<1/m > m>>1なので (1/T)|∫[0→T]sin(nωt)dt|<<1 この中の下から3つめの式の不等号はどうして成り立つのでしょうか?

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