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カーラジオでニュース、邪馬台国の畿内説に有力な発見
- 四国に行ってましたが、車中のニュースで、邪馬台国・畿内説・卑弥呼の宮殿跡発見とか決定的な証拠etcと熱心な解説、発掘現場には今日だけで3,600人、明日の予想は5,000人が集まるとか言ってました。
- 私は、鎌倉以降の歴史・人物・忠臣忠孝の物語には非常に興味がありますが、神話の世界or実在や心理描写の具体的な印象が無い考古学の世界は良く分りません。
- 質問は、考古学ファンの人数、考古学の年代、発掘現場や現地説明会の情報や参加資格、注目の研究やミステリーのテーマについてです。不勉強な私ですが、よろしくお願いいたします。
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質問者が選んだベストアンサー
◇考古学ファンって、どんな方がどれ位おられるのでしょうか? 組織化されているわけではないのでなんともいえません。 学生から社会人、定年退職後の人までさまざまです。 定年退職後に地域史興味を持つためか、年齢層はやや高いかもしれません。 ◇考古学とは、年代的には、どの期間(ex、縄文から弥生時代)を指すのでしょうか? 「考古学」は、「遺跡や遺構、遺物から歴史を研究する」ので「年代」で決まるものではありません。「戦跡考古学」と呼ばれる分野では太平洋戦争中の軍事施設も「考古学」の対象です。 「歴史学」の一分野なので、化石などは「古生物学、人類学」になります。 ◇発掘現場や現地説明会の開催情報収集と参加資格 新聞や地元広報誌です。参加資格はありません。 発掘調査は全国で年間1万件弱ありますが、大半は開発に先立って行われるため、見学することができないものもあります。 地元の教育委員会文化財部局に問い合わせるのが一番です。 ◇同好会的な団体があるのでしょうか 研究者による専門的研究会からアマチュアによる同好会もあります。 ◇見学会には、どんな内容や面白さがあるのでしょうか? 日本の場合、遺跡の多くが地下にあるため、発掘調査が終わると埋め戻されて保存するしかないので発掘調査見学会が実物を見られる唯一の機会である場合が少なくありません。また開発に先立つ発掘調査の場合は、調査後には遺跡が破壊されてしまいます。 それ故に見学会には多くの人がくることになります。 ◇考古学で注目の研究やミステリーのテーマーには、今、どんな人物・事件・対象があるのでしょうか? 遺跡を発掘調査した結果からさまざまな歴史的事実を研究し、その結果として人物や事件などが解明されることはありますが、そのために考古学研究するというわけではありません。
お礼
疑問点や注目点に簡潔に適確にお答えを賜り、誠にありがとうございます。 実に地味でコツコツと調べ、歴史のミステリー・謎に挑み・迫る作業なんですね・・・。 私の友人(アラ還とか団塊の世代)でも、定年後に始めた方がおられ、話を聞く機会があっても→内心、何処に興味が、何故に面白い?という疑問を持っておりました。 山やハイキング、写真撮影会や俳句・陶芸・盆栽等ならまだしも、考古学を始めたと聞いても、しっくり、ピーンと来なかったのが、お蔭様で少し分るように思います。 人の趣味趣向は様々なんですね・・・ 本当に分り易いご回答を賜り、心より感謝とお礼を申し上げます。 ありがとうございました。