- ベストアンサー
明治初期の金額「匹」
古文書をみていると、天皇陛下から褒美として金500匹を賜ったとあるのですが、その「金500匹」とは現在の貨幣価値にしたらどれくらいの金額なのでしょうか。また、当時何を買えたのでしょうか。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.2です。 当4文の文久永宝は1枚、1厘半の新貨と交換です。 これで計算すると、500疋は1疋25文として、4円79銭位です。 当100文の天保通宝は1枚8厘にしかなりません。 そのまま計算すると、500疋は1円です。 幕末天保通宝は100文では通用せず、低い価値しかなかったので当然です。 先の答えは寛永通宝の良銭1枚が、1厘と交換とによりました。 江戸初期1文銭として作られましたが、幕末はもっと高い価値で通用したと思われます。 だいぶゴチャゴチャしましたが、金銀貨幣と違い、銭貨は時価により通用という事です。 従い明治の1疋が銭、厘単位でいくらか分からないと、結論はだせませんが、文久通宝を基準にした、500疋が5円位になるのでしょう。
その他の回答 (2)
- Pinhole-09
- ベストアンサー率46% (597/1294)
1疋(匹)は江戸初期は10文でしたが、後期には25文になりました。 明治4年の太政官布告によると、1文は1厘に交換され、25文は2銭5厘になります。 この計算では500疋は12円50銭です。 当時の給料1月分位です。 ただし、いつ頃からかはわかりませんが、皇室の御下賜金は昭和初年まで1疋25銭でした。 この計算では10倍になりますが。
- grumpy_the_dwarf
- ベストアンサー率48% (1628/3337)
お金の話で「匹」とか「疋」と書いてあったら、正規の通貨単位で はなくて寛永通宝などの銭(ぜに)を数える単位です。一貫文で百疋 つまり一疋が十文ですね。 で、明治時代に一両=一円で制定されたことと江戸時代の金貨と銭 貨の公定相場が一両=四貫文だったことから、明治期の下賜金でい う百疋は25銭(せん)ということになります。 最終的に金五百疋=1円25銭が今の価値でどれだけになるかという と、そもそも1円が金1500mgで定義されたことと今日の金地金価格 を考えると6千円くらいですし、米が安かった年に1円25銭で60kg買 えたこととウチで買ってる米の値段を比べると3万円になります。 そんなに莫大な金額じゃないですね。